がんばることは、美しい

熱戦が繰り広げられたロンドン・オリンピックも閉幕し、
静かな日常が戻ってきました。

ロンドン五輪の開会式でも、こんなシーンありましたね・・・Mr. ビーン版炎のランナー。

子どもの頃からずっと目指してきた選手、
雪辱を晴らすため、あるいは更なる飛躍を誓って
厳しい練習を積んできた選手、
それぞれの思いを胸に迎えた大きな舞台での
活躍ぶりは、見ているだけで心が震えました。

がんばるって本当に尊くて美しい!と、
彼らの姿から教えてもらいました。

ちょっと気になって、「がんばる」の意味について、
オンラインの辞書を調べてみると、こんなふうに
のっていました。

がん‐ば・る〔グワン‐〕【頑張る】
[動ラ五(四)]《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。「―・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」
goo辞書

頑張る
【意味】頑張るとは、困難に耐え、努力してやり通すこと。
語源由来辞典

こんな論文も見つけました。

「頑張る」における構造と変化 (PDFファイル)
川岸克己 (安田女子大学紀要 39, 11-19 2011)

こちらの論文で定義されている、「がんばる」の意味は2つあります。

a) 自分の持てる力を存分に発揮し、目標達成のために活動する。
b) 困難に対してじっと耐えて容易には諦めず、それを継続させる。

私が定義するとしたら、「がんばる」とは
『自分の能力を最大限に発揮して努力する』
になるかなぁ。

私の経験では、がんばったからこそ、達成感、満足感や
”やりきった感”を得られたし、そこに至るまでのプロセスを
十二分に味わうことができました。

そのプロセスは楽しいこと嬉しいことばかりでなく、
苦しいこと辛いこと悔しいことしんどいことに満ちても
いましたが、だからこそ結果の濃厚な味わいを
享受することができたのだろうと思います。

私自身、がんばり過ぎて、燃え尽きた経験もあります。
それでも、がんばったこと自体を後悔してはいないし、
むしろ誇りに思っています。

がんばることは、美しい。

選手たちの姿から、教えてもらった2012年の夏です。

シヴァナンダ・ヨガTTC ブックリスト

シヴァナンダ・ヨガTTCに参加を考えているなら、
読んでおくと良い、または持っていくと良い本を
ご紹介します。

他のティーチャー・トレーニング・コースを受けた方には、
復習として、初めて受ける方には事前準備、予備知識に
なると思います。

<Sivananda Yoga関連>

■ ヨーガ本質と実践 (ガイアブックス)

Yogaの歴史から始まり、Sivananda Yogaの5つのポイント、
アーサナなど豊富な写真やイラスト入りで便利な一冊。
TTC前の予習にも復習にもおおいに役立っています。

4882823446

■ シヴァナンダ・ヨーガ入門 (GAIA BOOKS)
シヴァナンダヨーガセンター 木村 慧心

アーサナのティーチング実習に役立つ一冊
(持って行けば良かったと後悔しました・・・)。

Sivananda YogaのOpen Classを8回に分けて
自習するためのマニュアルです。アーサナの
写真付き説明が分かりやすいです。

アーサナ実技とティーチング実習の事前準備として、
この本に従って自分で練習するといいと思います。

初心者に教える際にも役立ちそうな一冊です。

■ スワミ・シヴァナンダの瞑想をきわめる (The Sivananda Book of MEDITATION)
木村 慧心 シヴァナンダヨーガヴェーダーンタセンター

瞑想はSivananda Yogaの5つのポイントにも
あがっている重要項目です。

この本は瞑想に特化して詳しく紹介されています。

瞑想についてはもちろんTTCでも学びますが、
時間の都合上、サットサンガ中の短い講義
だったりして、いまいち不満足気味でした。

瞑想もアーサナと同じで「習うより慣れろ」ですが、
知識面もカバーしておきたいなら、この本を
お勧めします。

4882823578

■ シヴァーナンダ・ヨーガ―愛と奉仕に生きた聖者の教え
成瀬 貴良

シヴァーナンダ・ヨガ東京センターでもクラスを持っていた、
成瀬貴良先生の著書。スワミ・シヴァーナンダの生涯や
お弟子さんによる人となりの紹介など充実した
内容です。

4793904106

<バガヴァッド・ギーター>

あのマハトマ・ガンディーも愛読していたという、
Yogaの聖典「バガヴァッド・ギーター」。

TTCでは時間の制限もあって重点のみを学びますが、
事前に全体を通読しておくと、より理解が深まります。

翻訳書はいくつもあるので、自分の好みに合う、
理解しやすいものを選んで持っていくと良いです。

お勧めはサンスクリット原典(ローマ字)と日本語訳が併記されている、
Srimad bhagavad gita」です。日本語訳は田中嫺玉さん版の翻訳が元に
なっていて、共通する箇所がかなり多いです。一冊だけに絞るなら、
これをお勧めします。

私は田中嫺玉さん版を持って行きました。日本語がこなれていて
読みやすいですが、意訳もかなり含まれています。ストーリーの流れや
意味をざっくりと理解するにはお勧めです。

■ Srimad bhagavad gita―ローマ字とカタカナに転写したサンスクリット原典とその日本語訳


■ 神の詩―バガヴァッド・ギーター (TAO LAB BOOKS)
田中 嫺玉

4903916006

■ バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
上村 勝彦
4003206819

<Yogaの全般的知識>

■ いまに生きるインドの叡智―ヨーガの源流から現代の聖者まで
成瀬 貴良
4793903908

こちらも成瀬先生の著書。Yogaの歴史、哲学、
種類ごとの解説など、かなり詳しいです。
これからもYogaを学び続けていくつもりなら、
持っておいて損はありません。