リン・ツイストさん来日情報まとめ

Pachamama Alliance' Office in San Francisco

【追記】
2015年11月末〜12月にかけて、リン・ツイストさんの再来日が決定しました。
最新のイベント情報についてはセブン・ジェネレーションズのFacebookページをご覧ください。
セブン・ジェネレーションズ

今週末から、社会活動家・Lynne Twist(リン・ツイスト、リン・トゥイスト)さんが
来日し、様々なイベントに登壇します。

私が初めてリンの存在を知ったのは、2008年11月にモントリオールで参加した
”Awakening the Dreamer, Changing the Dream Symposium”の映像を通じて
でした。

彼女はこのプログラムを創ったアメリカ西海岸のNPO、Pachamama Allianceの
共同創設者でもあり、国際的なファンドレイザーとしても有名な女性です。

カナダからの帰国後、その当時、日本人唯一のファシリテーターだった
榎本英剛さんを中心にボランティア・チームが立ち上がり、その一員として
私も「チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」(略称:チェンドリ)の
日本への展開を始めました。榎本さんが創設した非営利団体
セブン・ジェネレーションズの初代スタッフとして、この活動を
全くのゼロから立ち上げたのは私にとって得難い経験でした。

私もリンに会うのは初めて。今からワクワク楽しみです!

来日期間中、とにかく一押しのイベントは、5月18日(日)の
リン・ツイストのチェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」です。
リンと榎本さんが二人でファシリテートする、またとない機会を
見逃す手はありません!!私も当日スタッフとして参加する予定です。

他の団体主催のイベントも魅力的なものばかりです。
とりわけ、5月12日(月)の日本ファンドレイジング協会主催
ジョイ・オブ・ファンドレイジング」はお勧めです。
リンのスピーチのあと、かの渋沢栄一の子孫でもある渋澤健さん
とのダイアローグなど見所たくさんです。
(申し込みは5/9(金)18時で締め切りです。お急ぎください!)

他団体のイベントもそれぞれ個性豊かなものばかり。
機会を見つけて、リンに会いに行ってくださいね。

5月13日(火)
株式会社I.H.M.「内なる力を解き放つ愛と叡智の時代・ソフィアセンチュリー」

5月14日(水) 
リン・ツイスト来日講演&フォーラム~サステナビリティーと企業活動~
〜「世界市民企業」に向けた企業間の対話イベント〜

5月15日(木) 
GLP-Asia Future of Leadership Forum

5月16日(金) 
JMA・アソシエイツ「イブニング・レクチャー ー世界市民として生きるー
(本田健さんの友情出演が決定したそうです!)

5月17日(土)
JMAアソシエイツ「ソウル・オブ・マネー ワークショップ

ところで、リン・ツイストってどんな人?と思われる方は、こちらの本が
お勧めです。

ソウル・オブ・マネー
リン・トゥイスト 牧野内 大史

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つながりのワーク

Spiral

先週末、NPO法人セブン・ジェネレーションズ主催「つながりのワーク」の
ワークショップに参加してきました。

「つながりのワーク The Work that Reconnects」とは、
チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」の映像にも登場する
環境哲学者ジョアンナ・メイシー(Joanna Macy)さんが開発した手法です。
彼女の生み出したエクササイズは映像の他にもシンポジウムの
山場となる重要な場面で使われています。

今回のワークショップはセブン・ジェネレーションズ創設者・榎本英剛さんの
友人であるイギリス人女性Debbie Warrenerさんが提供してくださいました。
彼女は私と同様、コーアクティブ・コーチ(CPCC)であり、コーアクティブ・
リーダーシップ・プログラムの修了生でもあります(スペインにて受講したとのこと)。

2週間の予定で来日中のDebbieさんは以前、日本に3年ほど住んでいたことが
あるそうで、日本語がとてもお上手でした。もしかしたら通訳が必要かも?
とのことで招集がかかり心の準備をしていましたが、ほとんど通訳要らずの
堪能さでした。

「つながりのワーク」には様々な形式のエクササイズがあり、
エクササイズは4つのステージから成ります。この4つのステージは
螺旋のように繰り返しされるのだそうです。

1. 感謝から始める(Coming from Gratitude)
2. 痛みを受け入れる(Honoring Our Pain for the World)
3. 新たな視点で見る(Seeing with New Eyes)
4. 前進する(Going Forth)

今回のワークショップでは3種類のエクササイズを体験しました。
どれも場の設定とそれにふさわしい内省的な対話がデザイン
されていて、自分の内側深くに問いかけていくような感覚を
味わいました。

Debbieさんがしてくださった話で特に印象的だった言葉は、
「Active Hope」です。

気候変動、自然災害、環境破壊、社会的不公正など、
一見すると絶望的な状況であっても、希望を積極的に選択し
創造しようとする態度なのだそうです。

絶望か希望かの二者択一ではなく、絶望があったとしても、
希望=望む未来をみずから創る生き方なのかな、と私は
理解しました。

「Active Hope」はジョアンナ・メイシーさんの最新の共著作の
書名でもあります。洋書はついつい積読になってしまうんですが、
がんばって読んでみようかな・・・汗。

Debbieさんとの出会いは、最近気持ちがゆるみがちだった私に
ピッタリな”警策”の一撃!でした。感謝☆

Active Hope: How to Face the Mess We’re in without Going Crazy
Joanna Macy Chris Johnstone
B007C8K79C