キンモクセイの香りに思う

Osmanthus_fragrans_(orange_flowers)

街にキンモクセイの香りが漂う季節になりましたね。今年は夏が早めに終わり早く涼しくなったせいなのか、今週あたりから咲き始めたようです。

ここ数年、地球温暖化の影響なのか、キンモクセイが咲き始めるのが徐々に遅くなっていました。以前は9月中旬から下旬にかけてだったのが、10月半ばになってやっと、ということさえありました。

なぜこんなに開花時期を覚えているか。それは、キンモクセイの香りが今から13年前に亡くなった友人Kさんとその最期について思い出させてくれる、私が大切にしている香りだからなのです。

アメリカの学校で本格的に学んだヒーラーだった彼女は30代半ばで乳がんが再発し、最後は脳にまで転移して言葉を発することができなくなり、それでもいまわの際までなんとかして発信を続けていました。セッションをするだけがヒーリングではなく、生き様そのものがヒーリングになりうることを身をもって示してくれました。また、死ぬことは生きることの一部であることも教えてくれました。

彼女とはヒーラーとクライアントとして出会い、友人として深く長くつき合ったわけではなかったのですが、偶然あるいは必然の導きで最後の数ヶ月間、密にやり取りをしていました。私はこれからもKさんを忘れることはないと思います。彼女は私にそれくらい大きなインパクトを遺してくれました。

Kさん、あなたみたいに、私は生き方を通して人に”何か”を伝えられてるかな?
私は何を遺していけるんだろう?

こんなことを考える、そんな秋です。

( 画像:キンモクセイ – Wikipedia)

Happy New Year!

Year of Horse

Wish you a wonderful new year of Horse 2014!
あけましておめでとうございます。

スタッフとして企画段階から関わっていたワークショップ
「アクティブ・ホープへの道」が半年以上の準備期間を経て、
昨年11月末に長野にて開催されました。

アクティブ・ホープの端的な定義として、ジョアンナ・メイシーさんは
クリス・ジョンストンさんとの共著、”Active Hope”でこのように
述べています。

“Active Hope is about becoming active participants
in bringing about what we hope for.”

(アクティブ・ホープとは私たちが望むものを実現するために
自発的な参加者になることである。)

つまり、アクティブ・ホープは楽観できる条件がそろってはじめて
持つことができるようなものではありません。たとえ悲観的な状況で
あったとしても、積極的に希望を持って行動する姿勢こそが
アクティブ・ホープなのです。

私たちの身のまわりだけでなく、日本全体、世界に目を向けると、
思わず逃げ出したくなるような、無力感を抱いてしまうような
状況が続いています。

でも、そんな状況だからこそ、私たちは希望を選択して、
立ち上がる勇気を持つ必要があるのです。
私たちが望む未来を力を合わせて創っていきましょう!

LYCKA TILL!では、今年もYogaとコーチングのご提供を通じて、
微力ながら力を尽くして参ります。

今年もよろしくお願いいたします。

Active Hope: How to Face the Mess We’re in Without Going Crazy
Joanna Macy Chris Johnstone
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