人生最後のカット

自由が丘 ayil

サクラがほころび始めましたね。

春は別れの季節でもあるわけで、長年お世話になっていた
自由が丘のヘアサロンayilが突如閉店するとの知らせを受けて、
大慌てで行ってきました。

ayilは職人気質でこだわりの強い美容師のTOSHIさんが
2006年3月に独立して以来、たった一人で切り盛りされていました。

引っ越して遠くなってから通いきれなくなり、4年もの間、
信頼して任せられる美容師に出会えないがために
ヘアサロン・ジプシーを続け、やっぱり彼が一番だと悟って
舞い戻ったのが去年の初めでした。

髪質やクセ、生え方、スタイルの好みなどを理解したうえで、
その人らしさを引き出すためのBest of Bestを追求して
スタイリングしてくれる技はさすがでした。

なぜ閉店するか聞いてみたところ、その完璧主義をストイックに
貫き続けていくことに疲れて燃え尽きてしまったんだそうです。
それと、実家の事情も重なって、閉店するだけでなく美容師も
廃業してしまうんだとか。

私は彼が大手のヘアサロン店長だった頃から担当してもらっていて、
独立する時の高揚感や満足げな様子も見て知っているだけに、
話を聞いていて、こちらもこみあげてくるものがありました。

私もベストを追求するあまりに燃え尽きて挫折した経験があり、
つらさやしんどさ、孤独感に共感できてしまうので、
あまり無理なこともも言えず。でも本当はやめないで欲しい・・・(涙)。

これで最後なんだと思いながらカットしてもらうのは、
なんとも言えずせつなかったです。雑誌なんかを読むのは
もったいないので、目を閉じて彼の職人技のハサミの動きを
ひたすら感じていました。

新しいヘアスタイルにする時はウキウキするものだけど、
こんなに悲しくてせつない思いをするのは初めてでした。

今後の彼の新たな人生がまた満たされたものになり、
幸せであるようにと祈るばかりです。Lycka till!!

P.S. ayilは3月24日まで営業しています。
TOSHIさんの神技を一度でもいいのでぜひ体験してみてください!
東京都目黒区緑が丘2-6-13
TEL: 03-3725-5552

嬉しいご報告:太陽礼拝×108回で東北の子ども支援!

太陽礼拝×108回で東北の子ども支援!

3月9日(土)に開催いたしました「太陽礼拝×108回で東北の子ども支援!」、
おかげさまで21名もの参加をいただき、終了いたしました。
応援ありがとうございました!

ハタチ基金への寄付も72,000円、目標金額108,000円の67%に達しました。
前回の「太陽礼拝×108回で難民支援!」の67,900円を上回る金額を
集めることができました。
(なお、上記金額には3月11日に別途開催されたチャリティ・ヨガ・イベント
からのご寄付14,000円も含まれています。)

今回は東北への祈りをこめるためにも、太陽に捧げる12のマントラで
太陽礼拝(Surya Namaskar)をリードさせていただきました。
2人で交代でこのマントラを108回唱えました。

太陽への12のマントラ
Om Mitraya Namah
Om Ravaye Namah
Om Suryaya Namah
Om Bhanave Namah
Om Khagaya Namah
Om Pushne Namah
Om Hiranyagarbhaya Namah
Om Marichaye Namah
Om Adityaya Namah
Om Savitre Namah
Om Arkaya Namah
Om Bhaskaraya Namah

今回もまた、シヴァナンダ・ヨガ東京センターに初めていらした方が多く、
センターの紹介ができたことも一つの成果でした。2回目ともあり、
リピーターの方も参加してくださっていました。

参加者の感想をいくつかご紹介します。

「お二人が唱えるマントラは温かくて優しくて、ずっと聞いていたい位でした。
一つ一つのアーサナに願いを込めて、それ程息が上がる事もなく丁寧に
することができました。とても素晴らしい時間でした。」

「ほぼ初めての体験だったのでついていくのに精一杯だったけど、
カタチよりも呼吸と思いに精神統一。終わった時には思った以上に
ぐったり疲れていたけれど、瞑想に似た感覚でとても気持ちがよかった。」

「初マントラでヨガ。お二人の声のトーンが心地よかったです。」

2回目のJustGiving挑戦だったわけですが、告知を始めて3週間
たっても寄付が全く集まらず、かなり焦りました。

その反面、人と人のつながりから生まれた嬉しい出来事もあり、
他の場所で開催されたヨガ・イベントからご寄付を頂くことが
できました。また、今回のイベント呼びかけがきっかけで
ハタチ基金のことを知り、支援を始めたという話も聞きました。

前回を上回る金額が集まり、結果オーライにはなりましたが
(とはいえ目標金額には達していませんが)、ファンドレイザー
としては、伝え方や伝える内容、伝える対象の選び方など、
まだまだ工夫の余地ありと気持ちを引き締めています。

あの震災発生から2年。ハタチ基金は2011年に生まれた
赤ちゃんが二十歳になるまで、東北の子どもたちを支援することに
コミットしています。

JustGivingのページはこのまましばらくオープンしておきますので、
引き続きご支援よろしくお願いいたします。
http://justgiving.jp/c/8649

応援ありがとうございました!!