変化はこの場から起こる

今日は第4回ゴーチェン・ギャザリングとして、
「『ラダック 懐かしい未来』ビデオ&対話の会」
開催しました。
まずはアイスブレイクを兼ねて、今日の趣旨紹介と
参加者一人ひとりの自己紹介をしました。
その後、50分ほどの『ラダック 懐かしい未来』の
ビデオを見てから、ワールドカフェ形式で
ダイアログを行いました。
私もダイアログには参加したのですが、
色んなキーワードが出るわ、出るわ、
おもしろかった~!!
特におもしろかったのは・・・
 文化 ⇒ 
 文化 ⇒ 
1970年代、外国人の入域が許されて以来、
ラダックで起こったことは、
西洋文化の視点からすると異質なものである、
地元固有の(ローカルな)文化や産業を、
(グローバルな)西洋文化や産業によって、
「上書きする」、つまり、同質化のプロセスでした。
「他」を「異なるもの」と認める行為は、
「同質化」に向かいます。
これに対して、「多様である」と認める行為は、
「共に生きる」につながるのでは・・・
という気づきがダイアログから起こりました。
考えてみれば、鎖国から開国した日本、
ネイティブ・アメリカンをはじめとした先住民、
みな、似たようなプロセスをたどって、
「同質化」されたわけです。
この文脈で、一人の参加者が引用した言葉を
紹介します。
神よ
変えられないものを受け容れる
心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける
英知をお与えください。
God
grant me the serenity
to accept the things I cannot change,
the courage to change the things I can,
and the wisdom to know the difference.

まさに、「神の視点」をもてるかどうか、
なんだなぁ。。。
対話の後、全員で振り返りとチェックアウトを
しましたが、ほとんどの人がたくさんの気づきを
得られたようで、
  「参加してよかった!!!」
と言ってくれて、主催者としては嬉しかったです!
ほんと、どこかでじゃなく、この場から変化って
起こるんだなぁ。
この日のために、オーガナイザーの相棒Nさん、
仲間のBさんと何度も打合せを重ねてきました。
それだけでも、かなり学びは大きかったです。
自分のなかにたくさんのキーワードも集まりました。
 グローバリゼーション、
 ローカライゼーション、
 食、農、家族、伝統、
 教育、環境、言語、文化、などなど。
これから、これらのキーワードを熟成させていくのが、
楽しみです♪

伝統をつなぐ

今日はすみだトリフォニーホール、大ホールにて、
小澤征爾&新日本フィルハーモニー特別演奏会
行ってきました。
去年、トリフォニー小ホールでの室内楽シリーズに
通ったおかげで、新日本フィルにずいぶんと
親しみを覚えるようになったんですよね。
それと、小澤征爾さん指揮は一度も観たこと無かったので、
今回のコンサートの知らせが来た時は、
逃す手は無い!と速攻で申込みました。
なのに、プレ・オーダーにも関わらず、A席しか取れず、
しかも3階でちょっとガッカリ。
ところが、行ってみたら、3階でも1番前の席だったので、
1階の後ろのほうの席より、かえってよかったかも。
見るには遠かったですが、音のバランスはそこそこ良く、
フル・オーケストラを堪能しました。
コンマス、西江辰郎さんの「王子っぷり」も
相変わらず素敵だったな~。
小澤さんの指揮と新日本フィルを観ていて、
日本人ってすごいなー、と
つくづく思ってしまいました。
小澤さんなんかは、名実ともに「世界のオザワ」ですもんね。
日本人が西洋の音楽に本格的にふれたのは、
明治以降、この150年だろうと思うのですが、
ここまで体得するって並大抵のことではありません。
しかも、日本人の一般大衆の誰もが日常的に
クラシック音楽を聴くような環境では無いですよね。
そんな環境下で、彼らのレベルに達するには、
自分自身の努力と親の熱意(特に教育資金)が
かなり必要だったはず。
それだけでも、すごいなぁ~、と
敬意を持ってしまいます。
ここでちょっと思うのが、
日本古来の音楽や伝統芸能にも、
今の私たちは、日常生活で
ふれる機会ってないですよね。
歌舞伎、文楽、能、狂言はまだしも、
雅楽や舞楽は生で観たことが無い人が
ほとんどかも。
私は幸いにも、学生時代までに、
すべて見聞きした経験がありますが、
このところすっかり離れてしまっていました。
2008年の目標のひとつに、
 「月1回以上、ナマの芸術(音楽、美術)にふれる!」
というのがあったのですが、
これがなかなか良かったんですよね。
今年はこれに「洋の東西を問わず」の一言を加えて、
継続しようと思います!
水墨画、日本画は観る機会あるから、
特に芸能系かな~。
お付き合いくださる方がいたら、ぜひ♪