Yogaで心をやわらかく

昨夜参加したYogaのクラスで、聞いたお話から、
正確な言葉ではありませんが、私がニュアンスとして
受け取ったことをシェアします。

「からだがかたくて・・・という人がいるけれど、
『からだがかたいから、私はダメ』という、
その心のかたさを柔らかくしていきましょう。

クラスを受けていると難しいポーズがあったり、
他の人よりは曲がらないかもしれない。

それでも、今の自分ができていることを受け入れる、
そんな心のやわらかさを養っていきましょう。」

かく言うわたしも、背中も脚もどこもかしこも
まだまだかたいし、完成形には程遠いアーサナも
多々あります。

でも、Yogaを始めた頃から考えると、できるように
なったこともたくさんあるし、柔軟性も上がって
きました。

あきらめずにコツコツと練習を続けていけば、
いつの日かこんなアーサナもできるようになるかも・・・。
というか、なりたい!

Hanumanasana
Hanumanasana ハヌマーンアーサナ by Yoga Journal

Yogaをエクササイズやストレッチングとして見ていれば、
からだだけに焦点をあててしまうのは当然のことです。

でも、本来のYogaはその語源の通り、「つなげること」が
目的です。Moksha(解脱)を目指すため、真の自己を
知るための道、なのです。

そのはじめの一歩として、私自身もからだを整え、
心をやわらげていくことに取り組んでいきますし、
クラスを分かち合っていきたいと思います。

シヴァナンダ・ヨガTTCのスケジュール (2)午後編

Sivananda Yoga Teachers’ Training Course
(シヴァナンダ・ヨガTTC)シリーズ、
TTCのスケジュール、午後編です。

(超長編のため、午前編
とこの午後編に分けて掲載しています。)

■12:00 pm: チャンティングまたはバガヴァッド・ギータの講義(1時間)

12:00~13:00の1時間は、TTC前半はチャンティング(キールタン)、
後半はバガヴァッド・ギータの講義でした。

この講義を担当されたのがスワヒリヤ先生。TTCを教えるのは
10回目というベテランです。ふだんはチェンナイにお住まいとのこと。
息子さんもアシュラムのスタッフをされていました。

with Ms. Swahilya

チャンティングは一週間ほど習った後、朝夕のサットサンガで
指名された人がリードシンガーを務めなくてはならない、
ということで、毎回冷や冷やものでした。私は運良く(あるいは運悪く)
あたりませんでしたが。

バガヴァッド・ギータは全18章を駆け足ながらも網羅した
講義でした。

スワヒリヤ先生はバガヴァッド・ギータの暗誦大会にも
出場していたというほどの達人です。彼女の美声による
サンスクリット語の詠唱はうっとりするほど美しく、
素晴らしかったです。本物を聴けたというだけでも、
インドにわざわざ行ったかいがあるというものです!

■1:30 pm: ティータイム

午後のティータイムで出されるお茶はスパイシーで甘い
ハーブティでした。

ジンジャーとブラックペッパーが効いていることが多く、
のどがヒリヒリするくらいスパイシーでした。

暑い昼間に熱いお茶を飲むなんて、日本ではあまり
無いことかもしれませんが、スパイスの発汗作用で
かえって涼しくなるのです。これぞアーユルヴェーダの
智恵、ですね。

午後のティータイムにはおやつも出ました。たいていは
果物(りんご、みかん、ぶどう、メロン、バナナ)でしたが、
たまにビスケット(マリービスケットやマクビティみたいな、
シンプルなもの)も出たりしました。

■2:00 pm: メイン・レクチャー(哲学や解剖学など。1.5時間)

2:00pmからのメイン・レクチャーはアシュラムの代表も
つとめている、ナタラージ先生が担当されました。

メイン・レクチャーではシヴァナンダ・ヨガ創始者の
スワミ・シヴァナンダ師とスワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ師から
始まり、ヴェーダンタ哲学、カルマと輪廻転生、解剖学など、
幅広くカバーしていました。

■4:00 pm: アーサナ・クラス(1.5~2時間)

午後のアーサナ・クラスは自分自身のアーサナを深めるための
クラスでした。シヴァナンダ・ヨガの12種のアーサナを
まずは基本形から始め、バリエーションを加えていきます。

時々バリエーションなしでホールド時間長めの
メディテーティブ(Meditative、瞑想的)クラスがありましたが、
これがなかなか気持ちよかったです。

■6:00 pm: 食事

6:00pmの食事は10:00amのブランチに比べると、
カレー一品、サラダ一品で簡素なメニューでした。

とは言え、お代わり自由なので、おなかいっぱい食べられます。

Dinner

■8:00 pm: サットサンガ(瞑想、チャンティング、講話。1.5時間)

夜のサットサンガは基本形以外にもバリエーションがありました。

毎週水曜日はサイレント・ウォークまたはサイレント・スタディーナイト
でした。サイレント・ウォークは日曜日の朝と同様、ダム湖まで沈黙で
歩きます。サイレント・スタディーナイトは瞑想とデイリーチャントの後、
一時間ほど自習かリキタ・ジャパを行います。

リキタ・ジャパとはマントラを紙に繰り返し書く、一種の瞑想法です。
アシュラムでは平和のマントラと言われている「Om Namo Narayana」
(ヴィシュヌ神のマントラ)をデーヴァナガリ文字、アルファベット
あるいはカタカナで書き、一枚の紙を埋めるように言われました。

書かれた紙を集めるための箱があり、年に1~2回、ヒマラヤの
とある場所に納めるとのことでした。

毎週木曜日は短めのサットサンガの後に、「カルチャーナイト」として、
アシュラムの地元ケーララ州や南インドの伝統芸能、たとえば
武術、音楽、舞踊などを鑑賞しました。

Kalaripayattu
南インドの武道、カラリパヤット
Kathakali
南インドの舞踊劇・カタカリ

毎週土曜日はやはり短めのサットサンガの後に、
TTCの生徒やYoga Vacationでアシュラムに滞在している人の
有志が何かしらの一芸や出し物を披露する「タレントショー」
でした。司会進行のMCもボランティアがつとめていました。

これ以外にもゲストスピーカーが来て、インド式計算術や
アーユルヴェーダについてのお話など聴いたり、
ビデオ鑑賞するときもありました。

■10:30 pm: 消灯

私は二人部屋だったため、そこまで厳密には消灯時間を
守っていませんでしたが、ドミトリーではきちんと守っていたようです。

とは言え、疲れきった日は10時前に寝てしまったり、
その日中に宿題を済ませてしまいたい時は11時過ぎまで
がんばってみたりしていました。