スピリチュアル・ネーム

Saraswati
(http://en.wikipedia.org/wiki/Saraswati)

今週末10月7日(日)からタイでの日本語サポート付き、
Sivananda Yoga Teacher Training Courseが始まりますね。
参加される皆さんのご健闘を祈ります!

さて、明らかに日本人なのに日本人っぽくないカタカナや
ローマ字の名前を使っているYogaインストラクターを
見かけることがあるかと思います。もしかしたら、それは
スピリチュアル・ネームかもしれません。

シヴァナンダ・ヨガTTCでも希望すれば、サンスクリット語の
スピリチュアル・ネームを命名していただくことができます。

日本でも茶道や華道などでお師匠さんから名前をつけて
いただいたりしますよね。それと近いものがあると思います。

名前の用途は様々で、ニックネームとして普段から使う人も
いますし、アシュラムやYogaのコミュニティだけ使ったり、
ひっそりと自分だけのものにとどめておく人もいます。

私たちのTTC(2012年3~4月、Neyyar Dam)でも、かなり
多くの受講生がスピリチュアル・ネームを授けていただきました。

私たちの名付け親はチャンティングやBhagavad Gitaの
クラスを教えてくださった、スワヒリヤ先生。

with Ms. Swahilya

彼女はサンスクリット語の達人ともあり、数日かかって
全員の名前を考えてくださいました。ファーストネームの
最初の文字や音を取ってつけるパターンが多いようでした。
(たとえば、「あきこ」さんがAから始まる単語など)

かくいう私のスピリチュアル・ネームは、Saraswati
(サラスヴァティ、サラスワティ)です。なんと、女神様の
お名前です。学問、芸術や智恵の神様で、ブラフマー神の
配偶者です。日本にも伝わっていて、弁財天(弁才天)として
知られています。

幸子(さちこ)のSaから付けてくださったのでしょうが、
呼ばれた時はおそれ多くてビックリしました。他の人も
神様の名前をいただいた人がいましたが、元々の名前の
別名だったりすることも多く、そのものずばりの名前は
珍しかったようです。あとからTTC仲間たちに
「いい名前もらったねー!」と言ってもらいました。

女神様には名前負けするので、まだ公けにはこの名前は
使っていません。いずれ「名は体を表す」ことがちょっとは
できるようになり、胸をはって名乗れる日がくるまで、
いや来てからも精進を続けていこうと思います。

終わりは始まり

8月から参加していたメディテーション・インテンシブ・コースが
最終回を迎えました。

これまた6月から参加していたUpasana Sanga Krishna Class
Sita寺崎由美子さん主宰の勉強会)も9月で一区切りとなります。
えーん、寂しいよぉ・・・

シヴァナンダ・ヨガTTCの一ヶ月間で、突貫工事並みに
たたきこまれたYoga哲学の基礎部分を別の角度から
固めることができた学びの体験でした。

これからしばらくの間、グルや先生が近くにいない状態で、
自習していくことになります。なんだか心もとないですが、
ひとりで続けられてこそ本物になるようにも思います。

このブログにも何度も書いていますが、ほんとにYogaの学びは
奥深いです。どんなにがんばっても、私が今の人生ですべてを
学びきるのは不可能じゃないかと思います。サンスクリット語、
ヴェーダンタ、六派哲学など、学ぶことは膨大にあります。
インド人に生まれ変わらないかぎり無理なんじゃないかと・・・。
無理を承知のうえで、ベストを尽くすのみ、です。

私自身は哲学や思想の背景を持ったうえで、本質的な変化を
起こすためのYogaを探求していきたいので、現時点では
入り口にやっと立てたかどうかに過ぎない、超初心者レベルと
認識しています。

何を、どこまで、誰から、どんなふうに学ぶか、ということは、
その人自身の学びへの姿勢が問われます。どれだけ真摯に
学びに取り組めるか、それは自分自身の成長や進化に
どれだけコミットしているかということです。

克己心を養って、まずはSitaさんから出していただいた
宿題のノート作りに励もうと思います。