初めてのオリジナルクラス

Moon the cat

今日は大学の時の友人宅で「おうちヨガ」しました。なんと、一家4人全員参加して頂けました。

ティーンエイジャーの微妙なお年頃の子ども達も参加してくれるとは、正直期待してなかったので、嬉しかったです。ヨガをきっかけに家族の会話が弾むといいなぁ。(写真は飼い猫のムーンちゃん。)

個人的には、初めてシヴァナンダ・ヨガ以外でクラスを教える、チャレンジをしました。

先日受講した「はじめてのヨガ・インストラクションWS」で学んだクラスの組み立て方を参考にして、オリジナルのクラスを作りました。呼吸法から始めて、太陽礼拝をメインにした初級者向けクラスです。感想を聞いてみると、やさしすぎず難しすぎず、だったようなので、狙いはほぼ当たってたかと思います。

自分の体を動かせたとしても、それを言葉で人に伝えるのは全く別のこと。体と頭(言語脳)の回路をどんどんつないでいったら、もっとクラスを充実させられるのでしょう。

今日はオリジナルでシークエンス作りましたが、いつも教えているシヴァナンダ・ヨガはポーズの順番が決まっています。だからこその良さがあることを感じられたのも、思いがけない副産物でした。

あー、楽しかった♪ もっともっとヨガ・クラスしたくなっちゃいました!

シヴァーナンダ・ヨーガのマントラ

Sitting Budha

インドでのTTCを修了してから丸一年が経とうとしています。
そもそも教える気なんてこれっぽっちも無くTTCに参加した私でしたが、
この一年の間に10回以上もクラスをシェアさせていただく機会に
恵まれました。ご縁をいただいた友人やYoga仲間に感謝しています。

シヴァーナンダ・ヨーガのクラスはマントラに始まり、マントラに終わります。

「あの長いマントラ、いったいどうやって覚えたの?」とよく聞かれますが、
TTCの4週間、毎日唱えていたら覚えてしまいました。覚えるコツは
何度も聞いて、何度も唱えること。愚直ですが、これに尽きます。

マントラ(mantra)の「man」はマインド(心)、「tra」は守るという意味と
言われています。つまり、マントラとは「心を守る」言葉なんですね。

マントラは日本にも仏教を通じてインド、中国経由で”輸入”されていて、
日本語では「真言(しんごん)」と言います。ご存知の方がきっと多いのは、
般若心経の最後の、「ギャーテー ギャーテー・・・」でしょうかね。

gate gate paragate para-samgate bodhi svaha ・・・ Saskrit
掲諦 掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提薩婆訶 ・・・ 漢字での音写
ギャテイ ギャテイ ハラギャテイ ハラソウギャテイ ボジソワカ ・・・ 漢字の読み

話をシヴァーナンダ・ヨーガに戻すと、
始めのマントラは「ディヤナ・スローカ」(別名:ガジャナナム)、
終わりのマントラは「マハー・ムリチュンジャヤ・マントラ 」(別名:トラヤンバカム)
と言います。

ダウンロードはこちらから:
シヴァーナンダ・ヨーガの始めと終わりのマントラ (PDFファイル)

ディヤナ・スローカもトラヤンバカムも、ウパニシャッドにある
いくつかのフレーズを組み合わせたものです。

このため、他のハタ・ヨーガの流派のインヴォケーションにも
同じフレーズが使われていたりします。

ディヤナ・スローカ(ガジャナナム)では神の五つの側面を
発動させるよう祈ります。レクチャーやクラス、個人的な修行
(Sadhana、サーダナ)の始めにも唱えます。

1.ガネーシャ(Ganesa):
シヴァとパールバティの息子。象の頭を持つ。
障害を取り除き成功へ導く。
別名:Ganapati、Vinayaka、Gajanana、Vigneshwara

2.スブラマンニャ(Subramanya):
ガネーシャの弟。勇気を与える勇敢な戦士。
別名:Murugan、Kartikeya、Shadanana、Guhan

3.サラスワティ(Saraswati):
学問、知識、叡智、芸術の女神。
日本では「弁才天」として知られている。

4.グル(Guru):
先生、導師。
私たちを指導してくれるように祈る。

5.ナラヤーニ(Narayani):
全知全能の女神。
諸説あり、ヴィシュヌの女神としての化身や
ドゥルガ(Durga)の別名という説もある。

一方、トラヤンバカムは生命を与えるマントラです。
長寿、健康、幸福、繁栄、解脱をもたらします。
病気や旅行の前に唱えますし、特に誕生日には
できるだけ多く唱えると良いマントラです。
最初の4行を3回、9回、27回、108回、繰り返します。

去年の4月14日、TTCの最終日がちょうど私の誕生日でした。
夜のサットサンガでその場にいた200人以上の人が私のために、
トラヤンバカムを唱えてくれたのは良い思い出です。

YouTubeで世界各地のアシュラムやセンターによってある、
「方言」みたいな、節回しの微妙な違いを聞き比べるのも楽しいですよ。

お手本になりそうなガジャーナナム先生のYouTube画像を紹介しておきます。
シヴァーナンダ・ヨーガ東京センターにも来日、指導されています。

始めのマントラ:ディヤナ・スローカ Dhyana Slokas

終わりのマントラ:マハー・ムリチュンジャヤ・マントラ Mahamrtunjaya Mantra