11月14日は葉山、今日18日は広尾でサティシュ・クマールさんの
講演会に参加しました。
去年あたりから、サティシュさんが編集長をされている
雑誌「リサージェンス」や、設立されたシューマッハ・カレッジに
ついて聞くことが多く、いつかお話を聞いてみたいという
念願がやっと叶いました。
サティシュさんの話を簡単にくくってしまえば「エコロジー」。
それだけにとどまらず、地球環境と人間の関わり方、
人としてのあり方や生き方など深く洞察に満ちていました。
70歳を越えているからなのか、元ジャイナ教僧侶という
宗教的素地、はたまた瞑想を実践しているからか、
地に足のついた精神性の生きた見本の姿を
拝ませて頂きました。
同時代に生きている、このような素晴らしい人の話を
間近で直接聴ける機会を得られた幸運とご縁に感謝します。
今回、2回も講演を聞きに行ったのは、それぞれの場所に
捨てがたい魅力があり、どちらか一つに選べなかったから、
なのです。
14日の葉山の会はトランジション葉山主催で、
チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムのファシリテーター仲間たちが
中心になっていました。
会場は公共施設の広い和室で、サティシュおじいちゃんの家に
遊びに行ったような、アットホームにくつろげる雰囲気で
とても良かったです。手作りの地元産素材にこだわったお弁当も
楽しめて、心もおなかも大満足な集いでした。
後半の質疑応答では、CTIジャパン顧問の榎本英剛さん、
私のワーキング・パートナーでもある通称ヒデさんが
聞き手として登場して、会場からの質問を取りまとめて
サティシュさんと対話しました。さすが日本のコーチングの
第一人者らしく、簡潔に的を得た質問に対して、
サティシュさんからはこれまた深い答えが返ってきて、
前半の講演への理解も一層深まりました。
18日はNPO法人懐かしい未来ネットワークの主催で、
私の母校である聖心女子大学の宮代ホールで行われました。
教養過程の先生の計らいだったそうです。
宮代ホールのある校舎は私の在学中はクラブや委員会などの
部室の建物があった辺りで、10年ほど前に建てられたそうです。
キャンパスを訪れるのはかなり久しぶりでした。清潔感漂う、
配慮が行き届いた空間に、懐かしさと共に恵まれた環境で
学べたことへの感謝を改めて感じました。
講演の休憩時間にはひとっ走りして、同窓会館に古切手を
届けに行きました。学生時代からの習慣で、集めて溜めては
送ることを続けています。
学校、教育といえば、サティシュさんの講演のなかで、
educate(教育する)の語源はラテン語のeducareであり、
その意味は「内側から引き出す」との話がありました。
聖心で受けた教育や環境が私の内側から引き出したものは何か?
今、こうして活動しているのもその賜物のような気がしていますが、
しばらく、「問い」として持ってみようと思っています。
Social
ファシリテーター・トレーニング、終了
ご無沙汰しております。
ふと気づいたら、もう11月なんですね。
一年で一番好きな季節です!
このところブログもろくに書けずにいましたが、
チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムのファシリテーター・トレーニングの
準備に集中していました。
トレーニングは10月31日(土)~11月3日(火・祝)、
南伊豆のテラ・憩いの里で開催しました。
終わっての感想は・・・ホッとしました~。
そんなにがんばってる意識はなかったんですが、
やっぱり直前は張り詰めてたんでしょうか。
今は肩の荷が下りて、すこし気が抜けたような感覚です。
とは言え、事後処理も、
新しいファシリテーターたちのフォローも
今後の企画も山のようにあるので、
ぼーっとして休んでる暇は全くありません。
今回、2回目となったトレーニングでしたが、
前回にも増して、深く豊かな学びの場となりました。
海のものとも山のものとも分からないものに飛び込んで、
未開拓の道を進む役割を、無意識ではあっても、
勇気と決意を持って担ってくれている1期生の仲間たちの
存在なくしては、今回のトレーニングの大成功は
ありえなかったと思います。
そんな1期生の創った土台に立つことになる、
2期生はこれまた本当に素晴らしい人達で、
今後の発展が本当に楽しみです!
トレーニングの内容としては大成功だったと思いますが、
運営面ではまだまだ改善の余地あり。
振り返りミーティングで洗い出して、次回以降に
反省をいかそうと思っています。
トレーニング中、参加者の皆さんから、
「大変でしょ!?」と労わって頂いたのですが、
実はそれほど負担は感じていなくて、
むしろ喜びのほうが大きかったです。
今、私が担っている役割は、今までの職業人生で
培ってきた経験や能力を存分に生かすことができるし、
自分のミッションにアラインしている(沿っている)ことだから、
多少困難なことがあっても、創造力や柔軟性を発揮する
チャレンジとして受け取れるのです。
(もちろん、何か起こった時その場では文句言ったりしちゃいますが)
それに、私はひとりぼっちじゃなくて、
協働パートナーもいるし、仲間達もいて、
サポートしてくれています。
だから、「大変」とは感じないのです。
思い返せば、去年の今ごろ、モントリオールで、
チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムに参加してから、
ここまで来るとは想像さえもしてなかったし、
これからもそんな思いもつかないことが
起こっていくんだろうなぁ。
こういうプロセスに立ち会えることそのものが、
私にとっては大きなギフトです。
感謝☆