Detoxの中身

一昨年の夏頃から「Detox(浄化)」が、最大の関心事です。

きっかけは夏の暑さだけでない、だるさや重さを感じ、
「『なにか』が溜まってる!」という直感を受け取ったことでした。

それ以来、Yogaレッスンに定期的に通うようにしたり、
食べるもの・飲むものを変えたりするなど、
主に外側からのケアに励んできました。

昨秋からはAyurvedaカウンセリングを受けたり、
新たにコーチをつけ、内面のケアも心がけるように
なりました。

昨年末からは整骨院にも通うようになりました。今までほとんど
整体などには通ったことは無かったのですが、右足首の捻挫が
なかなか治らず痛みが続いていたため、意を決して飛び込んだのです。

そうしたら、まずは叱られました。

「なんで早く来なかったの!
足首だけじゃなく、肩も背中も腰もバリバリ固いじゃない。
これじゃ足首だけ治療しても治らないよ。」

それからというものの毎日のように通い、今はすこし良くなってきました。

そして、整骨院に通いはじめてから、ある大きな気付きがありました。

整体師さんが施術をしながら、

「痛いなら痛い、熱いなら熱いって言いなさい!
我慢してもちっともイイことないよ」

と言ってくれたのが、私には大きな救いになったのです。

私は痛くても痛いと言わず、我慢して痛みに慣れるようにし、
無かったことにしようとしていたことに気付いたのです。

身体の痛みだけでなく、心の痛みも同じ。
感じないふり、平気なふりを続けていたのです。
生来、「がんばり屋さん」なのですよね・・・。

今にして思えば、こういう「痛み」も溜まっていた『なにか』の
ひとつです。

あれこれやってきたことがようやく功を奏してきたのか、
今年に入ってから軽さやかろやかさを感じ始めました。

今はまだ、どちらかというと、心の軽さなのですが、
これだけでもじゅうぶんに嬉しいです。

もう少しケアを続けていって、からだの軽さも感られるよう
目指していきます☆

日本的な勁さを思い出す

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

元旦の朝刊の新聞広告に、大きな励ましになる言葉を見つけました。

昨年、帰化の手続きをされたという、アメリカ人の
日本文学学者、ドナルド・キーンさんの文章です。

朝日新聞 2012年1月1日付朝刊 新潮社広告
「日本人よ、勇気をもちましょう」 ドナルド・キーン

以下に一部を引用させていただきます。

昨年、地震と津波に襲われた東北の様子をニューヨークで見て、私は、「ああ、あの『おくのほそ道』の東北は、どうなってしまうのだろう」と衝撃を受けました。あまりにもひどすぎる原発の災禍が、それに追い打ちをかけています。

しかし、こうした災難からも、日本人はきっと立ち直っていくはずだと、私はやがて考えるようになりました。それは、「日本的な勁さ(つよさ)」というものを、心にしみて知っているからです。(中略)日本人は奇跡を起こしました。東北にも同じ奇跡が起こるのではないかと私は思っています。なぜなら、日本人は勁いからです。

(中略)

勁健(けいけん)なるみなさん、物事を再開する勇気をもち、自分や社会のありかたを良い方向に変えることを恐れず、勁く歩を運び続けようではありませんか。

新潮社 ドナルド・キーン著作集の広告より引用)

昨年3月の東日本大震災の後、日本人の在り方への賞賛が
世界中から集まったことはまだ記憶に新しいです。

共感し、思いやり、励まし、与え合う。
そんな在り方です。

有事だけでなく、何ごともないいつもの日常であっても、
そんな日本人らしさを発揮していきたいものです。

そして、勇気を持って、自分を変え、まわりを変え、
更には社会も変えていくことにも歩みだしていきましょう。

今日、元旦から!

2012年1月1日

桑原幸子