Sivananda Yoga Teachers’ Training Course
(シヴァナンダ・ヨガTTC)シリーズ、
2回目はTTCのスケジュールについてです。
2012年3月18日(日)から始まったTTC、
慣れるのに一苦労したのがスケジュールです。
5:20 am: 起床
6:00 am: サットサンガ(1.5時間)★
7:30 am: ティータイム
8:00 am: アーサナ・クラス(1.5~2時間)★
10:00 am: 食事
11:00 am: カルマ・ヨガ
12:00 pm: チャンティングまたはバガヴァッド・ギータの講義(1時間)★
1:30 pm: ティータイム
2:00 pm: メイン・レクチャー(1.5時間)★
4:00 pm: アーサナ・クラス(1.5~2時間)★
6:00 pm: 食事
8:00 pm: サットサンガ(1.5時間)★
10:30 pm: 消灯
(TTC生徒は★印のものは出欠をとられます。)
皆さん、このスケジュールを見て、どう思われたでしょうか?
体感としては、かなり忙しかったです。
出席も係りの人がちゃんといて、きっちりとられるので、
合間をぬって宿題したり、洗濯したり、着替えたりなど
個人的な用事を済ませなければならないのです。
特に1週目は「次はなんだっけ?」と目を白黒させながら、
走り回っていました。
では、それぞれの内容について詳しく書いていきます。
(超長編のため、午前編と午後編に分けて掲載します。)
■5:20 am: 起床
5:20頃に起床のベルがカァーンカァーンと鳴ります。
(たまに遅いときもあり、そういう時は寝過ごしたー!と
焦りました。)
起床だけでなく食事やレクチャーなども、時間の10分前に
ベルが鳴ります。
鳴らしているのは、ふだんは門のところにいるガードマンさん。
鳴らし方がやけに激しかったりやさしかったり、
一定ではなかったのは、その時の気分だったのでしょうか・・・
■6:00 am: サットサンガ
朝のサットサンガではガイダンス付き瞑想を約30分、
Daily Chantとバジャン(神様をたたえる歌)、
チャンティングを合わせて約30分、講話が約20分、
その日のスケジュールや連絡事項のお知らせ約5分、
最後にアラティ(火の儀式)が行われます。
アラティが終わると、プラサード(神様への捧げ物のお菓子)を
もらって解散です。
毎週日曜日の朝のサットサンガは「サイレント・ウォーク」として、
ダム湖や山を目指して歩く瞑想をしました。
行きは黙々と歩き、目的地に到着すると沈黙のまましばらく瞑想、
デイリーチャントとバジャンをいくつか歌い、
終了すると、帰りは沈黙が解かれて、おしゃべりしながら
アシュラムに戻ります。
サットサンガはシヴァ・ホールで行われ、ゴザを敷いた上に
座ります。床は石でできていて固く、長時間座っていると
足が痛くなってしまうため、ゴザの上に更にヨガマットを
敷いていました。
サットサンガが始まるのは6時ですが、5分前には
照明が消され、各自、瞑想を始めます。
TTCの生徒は5~10分前までには席についているようにと
言われていましたが、実際はその時間よりも早く
行っていないと良い席がとれないため、私は遅くとも
5:45までには行っていました。後半の2週間は
後述するカルマ・ヨガをするために5:30に行っていました。
■7:30 am: ティータイム
サットサンガが終わった後、シヴァ・ホールの前にある、
大きな木がある広場で、ティー・タイムとなります。
大きな木のまわりでお茶を出すためなのか、その木は
「Tea Tree」と呼ばれていました。
(精油がとれるティーツリーではないです、念のため。)
朝のティータイムには必ずチャイが出ました。
このチャイには砂糖入りと砂糖なしがあり、
砂糖入りはかなり甘い!
食事はアーサナ・クラス後の10時までとれないので、
私は糖分をとりたくて、いつも砂糖入りを選んでいました。
■8:00 am: アーサナ・クラス(1.5~2時間)
私が参加した3月18日からのTTCは参加者約200名中、
日本人が91名と日本人がほぼ半数を占めていました。
日本人の先生が教える日本語クラスとインド人の先生が
教える英語クラスの二つに分かれて、アーサナ・クラスは
進められました。
午前中のアーサナ・クラスは主にハタ・ヨガ(*)の教授法を
教わりました。
シヴァナンダ・ヨガには「Yoga 1」という初心者クラスがあり、
それを教える方法を中心に進められました。最初はペアで
お互いに教え合い、後半は4~5名ずつのグループでの
実習が行いました。
(*)ここでいうハタ・ヨガにはプラーナヤマ(呼吸法)、
アーサナ(ポーズ)、クリヤ(浄化法)が含まれます。
■10:00 am: 食事
アーサナ・クラスが終わると、ようやく食事の時間です。
朝食と昼食を兼ねているので、「ブランチ」ですね。
食事はダイニング・ホール(食堂)でとります。
これまた床にゴザを敷いた上に座ります。
ブランチはカレー、主食(米、チャパティ、ドーサ、イドリー、
プットゥーなど)、野菜料理(サラダ、和え物、豆料理)、
ヨーグルトなどで、夕食に比べ品数が多いです。
食事中、配膳係(これも後述するカルマ・ヨガです。)が
回ってきてくれて、お代わりし放題です。そのおかげで、
一日二食でも足りないと感じることはありませんでした。
ところで、アシュラムで出される食事は乳製品あり、
卵なしのベジタリアンです。アシュラム外に比べると、
塩分とスパイスは控えめで、美味しかったです。
■11:00 am: カルマ・ヨガ
カルマ・ヨガは「無償の奉仕」として様々な役割を受け持つ、
ボランティア・ワークです。
TTCの生徒だけでなく、Yoga Vacationで滞在している人も
何かの役割を受け持ちます。
今回のTTC期間中にあったカルマ・ヨガ:
・食事の配膳・片付け
・出席係
・掃除(ドミトリー、屋外など)
・ゴミ収集
・ティータイム
・プラサード(サットサンガの供物)
・ステージ(朝晩のサットサンガとレクチャー前のゴザ敷き)
・ヘルスハット(アシュラム内のカフェ)
・ブティック(アシュラム内の売店)
・薪運び
割り当てられたカルマ・ヨガによっては11:00からではなく、
他の時間帯に働くこともあり、その場合はこの時間は
自由時間でした。
ちなみに私はステージ係でした。朝か夜のサットサンガの前と
11:00過ぎの2回がお仕事時間でした。
この1ヶ月間に丸めたゴザを敷くのがすっかり上達しました。
残念ながら、このワザを他に使うあてはありません・・・!
“シヴァナンダ・ヨガTTCのスケジュール (1)午前編” に4件のコメントがあります