坐禅会、初参加。

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總持寺の坐禅会に初めて参加してきました。

公式サイトには「13時までに受付に集合」と書かれていたので、
13時ちょうどくらいに香積台受付に到着すると、売店のおばさんが
「みんな、もう行っちゃいましたよ!」とのこと。

大慌てで指し示された方向へと曲がりくねった廊下を
小走りに進むと、最後尾の人に追いつくことができ、一安心。

参加者は老若男女40名ほどだったでしょうか。一番多いのは
50代~60代に見受けられる男性でした。

受付で名前と電話番号を記入し、参加費500円を支払うと、
番号がかかれた首掛けホルダーを渡されました。
男女別に分かれた更衣室で持参したルーズパンツ着替えました。

初心者は「大講堂」という名前だけどそんなに大きくはない座敷で、
坐禅指導を受けられます。おそらく20代前半の若い修行僧が
2人で実演しながら、坐禅に使われる言葉と作法について
教えてくださいました。

その後、2列になって「叉手(さしゅ)」と呼ばれる腕の組み方をして、
百軒廊下を歩き、坐禅を行う衆寮に向かいました。

薄暗い衆寮に入ると、すでに坐禅を組んで座っている人達が
いました。おそらく、リピーターの方々です。

初心者の私たちは指定して頂いた「単」に作法通りにあがり、
壁を向いて、坐蒲に座ります。私が指定された場所は
堂内の中ほどだったため、壁ではなく障子に向かって
座りました。

鐘が3つ鳴ると、いざ坐禅開始です。

坐禅は目を閉じず、半畳から一畳くらい前を見るつもりで
目を開いたまま行います。

3人ほどの修行僧が堂内を警策を持って歩き回っている
姿を目の端と障子に映る影で感じます。また、周りから
聞こえてくる警策(きょうさく)の音以外にも、ストーブの音、
外の工事の音が聞こえてきます。

呼吸を意識しようと思いつつも、気づくと何か考え事が
浮かんでいたり、身体の痛みを感じたり。

それより何より、とにかく寒かった!です。

堂内にストーブが焚かれていたものの、私の単からは
離れていたので、かなーり寒かったです。
ホカロン貼っておけば良かった・・・と後悔しきり。

警策を希望しようかどうか迷っている間に
(迷うということは、雑念が浮かんでるということですが)、
鐘が1つ鳴り、坐禅終了。思っていたより、短かったです。

その後、また叉手を組み、修行僧の後をついて、
「提唱」が行われる部屋(名前は失念しました)まで、
歩いていきました。

布教部のお坊さん(名前は失念しました)から、
「正法眼蔵随聞記」の一節についてのお話を
伺いました。

これまた、広い座敷にガスストーブが1つだけで、
あまりの寒さに眠くなるどころではありませんでした(苦笑)。

実は坐禅そのものは初めてではなかったのですが、
ずいぶん前だったため、ほぼ完全に作法を忘れていたので、
懇切丁寧に教えて頂けてよかったです。

一人で自宅で座るよりも、大勢で座るほうが、
自分を律することが容易であるように感じました。
また、長年、坐禅が行われてきた場に宿る「気」も、
助けてくれるようにも思いました。

また、折を見て、参加しようと思います。

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