先週末、ヨーガ・ニケタンYICの最終回が終了しました。
1年1ヶ月ほどかかって、全10回を終えることができました。
最終回の朝、卒業論文を提出しました。この論文は予め決められた
30のテーマから好きなものをひとつ選び、 “インド人もビックリ
するくらいの枚数”書く、というもの。
私が選んだ課題は「プラーナーヤーマとは何か?」。どうせ書くなら、
クラスをする時にも役立つようなことにしようと思い、選びました。
しばらく前から資料集めはしていたものの、なかなかエンジンが
かからず、結局ぎりぎりまでかかって何とか書き上げることができました。
プラーナーヤーマをテーマに選んだことで、ハタ・ヨーガそのものの
全体像も俯瞰することにもつながりました。アーサナ、プラーナーヤーマ、
バンダ、ムドラーを万遍なく習熟していくことが心身の浄化につながる、
そのプロセスを見渡すことができました。
(ところが、国内でプラーナーヤーマの指導を受けられる機会自体が
少なく、実践しようにも難しいのがもどかしい・・・)
最終回は最終試験のみで、午前中は筆記試験(70分間×2)、
午後は実技試験(2種類)が行われました。
筆記試験はテキスト、副読本、これまでの宿題、その他何でも
持ち込み可でした。各回ごとに4枚ずつ試験問題兼記入用紙が
配られました。選択式は少なく、ほとんどが記述式の問題でした。
教わった記憶が全くない引っかけ問題のようなものも含まれていて、
おぼろげな記憶をたどりつつ山と積んだテキストや副読本の中から
答えを探す羽目に陥りました。そうかと思えば、宿題をほぼ丸写しすれば
いいような問題もあったりして、惑わされました。
答え探しに関しては、他の受講生もどうやら私と同じような状況だったらしく、
試験時間中ずーっとパラパラパラパラ・・・とページをめくる音が部屋中に
響き渡っていました。
午後の実技試験は中間試験と同形式のブリージング・エクササイズ、
プラーナーヤーマ、スークシュマ・ヴィヤヤーマ等から2種類、
その後、クラス形式でのアーサナ実技を1つ、一人の試験官に対して
4人の生徒での実施でした。
試験と言っても、試験官から課題を聞いた後、前の人が実技をしている間に
テキストで確認でき、更に見ながらやってもよいという、どちらかと言えば
ゆる~いものでした。
幸いにも、私たちのグループの試験官(先輩のヨーガ療法士の方でした)は
とても優しい方で、「ポイントは意識化をうながすことですよー」など、
あらかじめ教えてくださったので落ち着いてのぞむことができました。
論文がなかなか書き終わらず、試験準備の時間が取れなかった割りには
まぁまぁできたかな・・・。
実技試験が終わった後は参加者全員が輪になって座り、感想と御礼を
一言ずつ述べて、終了となりました。
YICを受講して良かったのは、ヨーガ療法士養成の前期講座であることから、
心身症やストレスとその対応方法について学べたことでした。これまで私が
学んだ他のTTCでは網羅されていなかった内容について、知識と実技の
両面から習得することができました。
2011年1月のBTCから始まったYogaの学びが、これで一段落して、
ようやく一息つけそうです。
▼ヨーガ・ニケタン、YICに興味があるなら持っておいて損のない本です。試験対策としてもGood!