「太陽礼拝×108回で難民支援!」、いよいよ明後日12月8日に
本番がせまってきました。
おかげさまで、たくさんの参加申込みをいただいています。
ありがとうございます!!
今回の企画は、Yoga好きが集まって太陽礼拝を108回するだけでなく、
このチャレンジに対して難民支援協会への寄付を108,000円
集めよう!という、ハタ・ヨガにカルマ・ヨガの実践も合わせた、
Yoga修行者にとっては一石二鳥な企画です。
「なぜ108回なんですか?」という質問を受けたので、この機会に
「聖なる数」と言われている108という数の意味を調べてみました。
1. 煩悩の数
私たち日本人にとって最もなじみがある「108」と言えば、
大晦日に除夜の鐘を鳴らす回数であり、煩悩の数、ですよね。
煩悩とは、身心を乱し悩ませる、自分にとって捨てがたい感情や
感覚など心の働きのことです。
<108個の煩悩の数え方>
(六根 × 好・悪・平の三種 + 六塵 × 好・悪・平の三種) × 三世(過去・現在・未来)
= (6 × 3 + 6 × 3) × 3
= 108
【注】
*六根: <眼・耳・鼻・舌・身・意>
感覚や意識を生じ、またそれによって迷いを起こさせる原因となる六つの器官。
*六塵: <色・声・香・味・触・法>
人身に入って本来清らかな心をけがす。
*好・悪・平: <良い・悪い・どちらでもない>
(注:上記とは異なる解釈もあります)
2. マーラー・数珠の球の数
マントラを繰り返し唱える「マントラ・ジャパ」を行う際に使うマーラー(Mala)の
ビーズの数は108個です(実際には「グル・ビーズ」と呼ばれる1個を含めると
109個ですが)。
マントラ・ジャパではマーラーの球を右手親指と中指で繰りながら、
声に出すか、ささやくか、心の中でマントラを唱えます。
仏教で使う数珠の球も108玉が正式だそうです。
こちらの写真は菩提樹(ルドラクシャ)の実をもちいたマーラーです。
3. サンスクリット語の文字の数
サンスクリット語の文字は54文字あります。文字に男性性/女性性、
あるいはシヴァ/シャクティがあると考えられており、54を2倍すると
108になります。
4. ウパニシャッドの数
インドの聖典ウパニシャッドは108あると言われています。
5. 神々の名前の数
インドにはたくさんの神がいますが、その名前は108あると言われています。
6. 太陽と地球
太陽の直径は地球の108倍です。また、太陽と地球の距離は
太陽の直径の108倍にあたります。
7. 月と地球
月と地球の平均的な距離は月の直径の108倍にあたります。
8. 舞踊の数
インドの舞踊のスタイルは108あると言われています。
9. イスラム
イスラムの伝統では108は神の数字と言われています。
10. 1、0、8の意味
1は神や高次の真理、0は無や完全性、8は不滅や永遠性を
表すと言われています。
☆ ☆ ☆
108という数字には多種多様な意味があり、こちらにご紹介したのは
ほんの一部です。
私たち日本人にとっては、「108は煩悩の数」というのが、
もっともなじみ深いですよね。太陽礼拝×108回も、
煩悩を消すために行う・・・と考えると、モチベーションあがるかも
しれないですね。
いずれにせよ、太陽礼拝を108回(54セット)やりきるには、
体力、気力の双方が必要です。スピーディーに行えば
有酸素運動、ゆっくりめに行えば「動く瞑想」になります。
呼吸に合わせて身体をひたすら動かしていく間に、
どんな境地に至ることができるのんでしょうか・・・。
今から楽しみです!
太陽礼拝×108回への参加お申込みは、シヴァナンダ・ヨガ東京センターにて
受け付けています。メール、電話のほか、WEBからのお申込みもできます。
寄付のご支援は、JustGiving.jpのページの「このチャレンジに寄付する」の
ボタンをクリックしてください。
ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
【参考サイト】
浄土宗: 仏事まめ知識 除夜
Wikipedia: 除夜の鐘
Meaning of 108 beads on a mala
The Significance of the number 108