気候変動に希望を見出すために

今日10月15日(水)が何の日か、ご存知ですか?
Blog Action Dayです!
毎年10月15日に、世界中のブロガーが同じテーマで
ブログ記事を書き、意識喚起を図る。それが、
Blog Action Dayです。

今年の統一テーマは、
気候変動(Climate Change)」です。
日本では、鳩山首相による「25%削減」という中期目標が、
産業界を中心に物議を醸していますが、世界からは
あたたかく迎えられているんですよね。
もちろん、現実や現状を見れば、難しい課題であることは
確かです。
しかし、もし私たちが未来に向けた必要な選択を、
今、迫られているとしたら、
Co2をはじめとした温室効果ガス排出、
つまり化石燃料の使用を前提とした
ライフスタイルからの転換を図るほか、
選択肢は無いのです。
その理由は2つあります。
1つめは化石燃料、特に石油産出量はピークに達している、
あるいは達しつつある、ということ。いわゆる「ピーク・オイル」です。
すぐさま、石油がまったく採れなくなるわけではありませんが、
1バレルの石油を採るのに1バレル以上の石油を要する、
つまり取れば取るほど失う時代はすぐそこまできています。
あるいはもうすでにきているかもしれません。
(ピークの山からしばらく経たないと、谷に入ったことが
分からないのだそうです。)
2つめは、すでに大気中のCo2量は安全な域を超えている、
との見解が出されている、ということ。
現在のCo2の大気中の濃度は約387ppmと言われていますが、
これを350ppmにまで下げることが必要だと、権威ある科学者も
合意しています。今すぐに始めたとしても、遅すぎるという説も・・・。
一青窈の歌「ハナミズキ」のように、100年続く未来を
夢見るなら、今すぐに、今までとは違うアクションを
取る必要があるのです。
実はこの数字、「350」を活動名にしたキャンペーン、350.org
今、世界中に広がっています。

「350」について、分かりやすく説明したアニメーションを
ご紹介しますね。

Japan Community Gathering

昨日は「チェンジ・ザ・ドリームシンポジウム」のファシリテーターが
集まっての、「コミュニティ・ギャザリング」でした。
去年まではPachamama Allianceの本部がある、アメリカ西海岸に
集まって、「Global Gathering」として行われていたそうです。
ところが、「チェンジ・ザ・ドリームシンポジウム」が世界40カ国以上で
開催されるようになり、ファシリテーターも2000名を超えるようになったことから、
一ヶ所に集まることの効率や交通機関利用の際のCo2排出量を考慮し、
今年からは各国・各地域で開催することになりました。
9月25日~27日の3日間、 世界各地で同時開催される日程に
合わせて、日本では9月27日(日)開催することにしました。
何せ、この活動自体、立ち上がったばかり、
初めてのことだらけで、何か決まりごとがあるわけでもなく、
一つだけ決めたテーマは「つながり」。それだけ。
そして、シンポジウムの流れに準じて、
「今・過去・未来」のタイムラインにそった企画に
することくらいが、最初に決まっていたことでした。
ファシリテーターのなかから有志を募り、チームにして、
アイディア出しから、当日の運営までを担当してもらいました。
結果として、
「自分とつながる、仲間とつながる、世界とつながる」
という目的は達成できたと思います。
チームのみんな、参加したみんな、参加できなかったみんな、
ありがとうございました!!