本日は記念日なり!

今日5月29日は、私が自分のウェブサイトを作ってから、
10周年の記念日です!
http://lyckatill.net/

2000年5月29日にオープンしてから、丸10年。
月日の流れる速さにビックリです。

それにしても、今思うと、なぜこんな中途半端な日に
オープンしたんだろう??と不思議です。
もっとキリのいい日でも良かっただろうに(笑)

最初の頃はもっぱら自分のエッセイや趣味のことを
書き連ねるだけの個人サイトでした。

当時学んでいたオーラソーマなどの個人セッションを
始めたり、イベント参加を始めたりするようになってからは、
ビジネス用の内容に徐々に変化していきました。

日記も最初はサイト上で更新していて、2004年頃から、
ブログに移行しました。

細々とですが、書くことは10年続けているわけで、
これだけは、ほんのちょっぴり、自慢です。

Fundacion Pachamama【3月19日(金)2日目その1】

ツアー2日目、キトのLa Casa Solで迎えた朝。
朝食は8時から1階のダイニングルームにて。

エクアドル風朝食は
*フレッシュジュース
*グラノーラ&ヨーグルト
*フレッシュフルーツ
*パン(バター、ジャムを添えて)
*オプション:卵料理(スクランブルか目玉焼き)
が定番でした。

エクアドルの朝食(グラノラ)

飲み物はコーヒー、紅茶(ティーバッグ)以外にも、
ハーブティのティーバッグが種類も豊富に
用意されているところがほとんどでした。

写真の右端に映っているのは、コカ茶。
高山病対策になるとのことで、
高地にいる時はなるべくコカ茶にしていました。

朝食の後、The Pachamama Alliance
エクアドル国内での姉妹団体NGO、
Fundacion Pachamamaのスタッフの方が
3人来て下さり、お話を伺いました。

お一人はMargaret Loveさん。

The Pachamama Allianceのディレクターの
John Loveさんの妹さんで、私たちと同じく、
チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム
ファシリテーターなのだそうです。
(彼女はシンポジウムの映像にもチラッと映っています。)

助産師でもあるMargaretさんは先住民の女性達に
安全で衛生的な出産方法を伝える「Jungle Mama」という
プロジェクトを個人で立ち上げ、エクアドル国内で
活動されています。

当初はMargaretさんの個人プロジェクトとして
立ち上げましたが、その後、アチュア族の女性達から
要望の声があがり、Fundacion Pachamamaに
正式なプロジェクトとして採用されたのだとか。
現在もこのプロジェクトは個人の寄付者や財団からの
寄付で支えられています。

「Jungle Mama」ではアチュア族のコミュニティ内に
出産を補助する人を養成するプロジェクトです。

従来、アチュア族の女性はジャングルに一人で
入っていって、自力で出産していたそうです。
出産時に亡くなることもあり、また衛生状態も
良くないという悪循環が続いていました。

プロジェクト実施の結果、屋内での出産が可能に
なっており、今では2つのコミュニティで8人が
活動しているそうです。

女性のエンパワメント、子どものケアという、
国連のミレニアム開発目標(MDGs)にまさしく当てはまる
プロジェクトとはいえ、現状では65あるアチュア族の
コミュニティのうち、導入されたのはまだ2ヶ所のみ。

今後のプロジェクトの発展が期待されるところですが、
アマゾン熱帯雨林地方にあるアチュア族のコミュニティには
小型飛行機でしか交通手段がなく、経費がかかることから、
多くのコミュニティに広げていくには資金が必要だそうです。

The Pachamama Allianceに寄付する際、
「Jungle Mamaへの寄付」と指定することも出来るのだとか。

もう一人はJessicaさん。
大学を卒業したばかりという若いアメリカ人女性です。

彼女によると、Fundacion Pachamamaの事業は、
先住民の土地権利の保護、衛生、
政治活動(自然の市民権)、気候変動など、
多岐にわたっています。

1997年の立ち上げ当初はアチュア族のみでしたが、
現在では近隣のその他の先住民の部族とも連携をはかり、
様々な国のNGOとも協力関係にあるそうです。

最後の一人はラシーサ(あるいはナシーサ)さん。
先住民シュア族の出身で、アチュア族の男性との
結婚により、現在はアチュアのコミュニティに
住んでいるそうです。

Fundacion Pachamamaのシュア族の女性

先住民の社会も昔の日本同様、男社会で、
最近になってやっと女性が声を発することが
見られるようになってきたのだそうです。

私たちの想像を越える、厳しい状況に置かれている
先住民の女性達の生活について、ごくごくわずかですが、
彼女達の話によって垣間見ることができたのでした。