週末の3日間、コーアクティブ・コーチングのプロセス・コースのアシスタントに入っていました。
新デザインになってから応用コースのアシスタントに入るのは初めて。キャプテン&クルーやコーアクティブ・ストラテジーなど新デザインになって追加された手法も使うらしいと聞いて、おっかなびっくり、若干の緊張感を持って場にのぞみました(が、何とかなったので取り越し苦労でした・苦笑)。
今回のコースでは新デザイン以外にも、「学び」そのものについて、大きな気づきがありました。
「人は知っていることしか、知らない。」
・・・当たり前過ぎますよね。でも、既に知っていることが何か新しいことを学ぶうえで障害になるとしたら、どうでしょうか?
人は何かに接すると、瞬時に既存の知識と照らし合わせます。過去に得ていた知識を元に、それが正しいかどうか善か悪かなどの判断をします。正しくない、あるいは悪だと判断したら、即刻、排除あるいは拒否しようとします。
これは、ほぼ自動的な反応で、それ自体は問題ではありません。心の仕組み、習性と言ってもよいでしょう。でも、このような自動的な反応を何かを学ぶ時に常に続けていたら、どうなるでしょうか?
結局のところ、その人は既存の知識の延長線上にあることしか得ることができません。
学ぶということは新しい知識を獲得すると同時にこれまでに得てきた知識を手放すことでもあります。ソフトウェアやアプリのアップデートに例えてみると、過去の内容により進化した内容を上書きしていくことです。もし過去の知識や経験、認識にこだわり続けていたら、成長や向上はありません。
このことは、私自身、先日のTattva Bohda6日間講座で、過去の知識と新しい知識との摩擦をヒリヒリ身にしみるほど味わったからこその実感です。
自動的な反応は止められないけれど、心を開いてできるだけ柔軟にオープンに受け入れること、過去の知識の書き換えを厭わない潔さ、謙虚さが学びには必要です。
自戒も含め、「初心」の大切さをしみじみと受けとった、アシスタント体験でした。
「ともにいる」ことを愚直なまでに続けた2人のリーダーとアシスタント仲間に感謝☆