日本的な勁さを思い出す

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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

元旦の朝刊の新聞広告に、大きな励ましになる言葉を見つけました。

昨年、帰化の手続きをされたという、アメリカ人の
日本文学学者、ドナルド・キーンさんの文章です。

朝日新聞 2012年1月1日付朝刊 新潮社広告
「日本人よ、勇気をもちましょう」 ドナルド・キーン

以下に一部を引用させていただきます。

昨年、地震と津波に襲われた東北の様子をニューヨークで見て、私は、「ああ、あの『おくのほそ道』の東北は、どうなってしまうのだろう」と衝撃を受けました。あまりにもひどすぎる原発の災禍が、それに追い打ちをかけています。

しかし、こうした災難からも、日本人はきっと立ち直っていくはずだと、私はやがて考えるようになりました。それは、「日本的な勁さ(つよさ)」というものを、心にしみて知っているからです。(中略)日本人は奇跡を起こしました。東北にも同じ奇跡が起こるのではないかと私は思っています。なぜなら、日本人は勁いからです。

(中略)

勁健(けいけん)なるみなさん、物事を再開する勇気をもち、自分や社会のありかたを良い方向に変えることを恐れず、勁く歩を運び続けようではありませんか。

新潮社 ドナルド・キーン著作集の広告より引用)

昨年3月の東日本大震災の後、日本人の在り方への賞賛が
世界中から集まったことはまだ記憶に新しいです。

共感し、思いやり、励まし、与え合う。
そんな在り方です。

有事だけでなく、何ごともないいつもの日常であっても、
そんな日本人らしさを発揮していきたいものです。

そして、勇気を持って、自分を変え、まわりを変え、
更には社会も変えていくことにも歩みだしていきましょう。

今日、元旦から!

2012年1月1日

桑原幸子

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