先週末の10月6日から9日にかけて、伊豆諸島・御蔵島(みくらじま)に
行ってきました。
去年から理事をつとめているNPO法人海の環境教育NPO bridge主催の
ツアーに参加したのです。
実は、理事のくせにメインフィールドである御蔵島に行くのは初めてでした。
まさに、百聞は一見にしかず。
今まで散々、御蔵島の海、森、イルカ、巨樹、オオミズナギドリ、
南郷の古民家の話は聞いていたけれど、実際に自分の目で見て、
耳で聞いて、匂いをかいで、肌でふれてみると、やはり大違い。
他人ごとではなく、自分ごととして、感じてみると、
気づいたことがたくさんありました。
海のなかで、すぐ近くを野生のイルカが泳いでいくのを見る。
南郷の森で、オオミズナギドリや虫の声を聞く。
太陽、月、星の光りの明るさやあたたかさを感じる。
気づきがうながされたのは自然体験だけではありません。
電気・ガス・水道がない、ほんのちょっとさかのぼれば
日本でもあたりまえだった暮らしを体験してみて、
ふだんの暮らしの便利さをありがたく思うと同時に、
便利すぎるがゆえに失ったものの大きさを想像しました。
どんなにITが発達しても、リアルでなければ、
その場にいなければ、感じられないものがある。
ごくごく当たり前なことだけれど、都会に暮らしていると、
うっかり忘れてしまいそうなことを思い出した、
素晴らしい機会になりました。