今日で地震発生から丸2週間となりました。
福島第一原発の状況は予断を許さないものの、
地震の直後に比べれば、私の周りに漂う雰囲気は
だいぶ落ち着いてきたように感じています。
この2週間、余震が度々起こり、原発の状況が
刻一刻と変化し、有ったり無かったりする計画停電に
翻弄されるという、不確定な状況は誰もが初めて経験する、
常ならざるものでした。
この非常さにも、もうしばらく続くと慣れてきて、
夜の町が暗いこと、店が早く閉まること、
店の品数が少ないことも、ごくあたりまえの
「日常」になるかもしれません。
(余談ですが、1998年に4ヶ月間滞在したSwedenの町、
Lundは、平時が今の非常時と同じような感じでした。
夜の町は真っ暗で、店は夜6時に閉まり、商品の種類も
少なかったですが、じゅうぶんに豊かでした。)
実は、ピークオイルや気候変動ではなく、今回の震災こそが、
私たちの生き方の「トランジション(Transition)」=移行を
後押しするのではないかと感じています。
トランジションとは