最近、読んだ本「疲れない体をつくる「和」の身体作法」の一節に
ハッとしました。
それは、「初心」という言葉の本当の意味について、です。
「初心忘るるべからず」として、「物事を始めたはじめの心持ち」
といった使い方が最も一般的ですよね。
そもそも「初」という漢字は衣と刀から成り立っています。
反物にはじめて刀を入れる、古いものを切り離して
新しく始めるという意味なんだとか。
そこから転じて、初心は古いこだわりを手放し、
新たに始める新鮮な気持ち、新しいものに向かっていく
ドキドキ、ワクワクなこころを指すそうです。
初の字がつく言葉といえば初恋。
これもまた、恋をはじめた時のことを指し、
人生にたった一度でなく、何度でも初恋のトキメキを
感じてもいいのだとか。これはちょっと嬉しいかも!
過去の前例や既成概念にとらわれていると、
初心を忘れがちになります。いつでも何度でも、
過去を切り離して、そこからまたやり直せるんだと思うと、
すこし気が楽になりますね。
チェンジ・ザ・ドリームシンポジウムの活動は、
前例がないほど、大きな広がりにつながる可能性に
満ちています。だからこそ、常に初心をもって、
そうぞう力(想像・創造)を使い、トライを続けていこうと
思っています。
個人的には、春も近づいてきたことだし、「初恋」の
ドキドキワクワクを体験したいです(笑)。
疲れない体をつくる「和」の身体作法―能に学ぶ深層筋エクササイズ