コーズ・リレーテッド・マーケティングにモヤモヤ

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巷で流行のコーズ・リレーテッド・マーケティング。
なじみがあるのはミネラルウォーターのボルヴィックの
1L for 10Lプログラム」でしょうか。

はやっているだけに、否定はしないまでも、
諸手をあげての礼賛はどうか?と思いつつ、
この本を読みました。
世界を救うショッピングガイド―Causebrand Handbook
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「コーズ・リレイテッド・マーケティング(CRM)」とは、企業の社会問題や環境問題などへの積極的な取り組みをアピールすることで、消費者の興味を喚起し、利益の獲得を目指すマーケティング手法。顧客が製品やサービスを購買した際の支払い金額の一部を、寄付行為を通じて社会に貢献するマーケティング活動です。」
日本ファンドレイジング協会のブログから引用)

確かに寄付が増えるのも、寄付によって
社会的課題が認知され、解決の方向に進むのも、
素晴らしいことです。
でも、調達・製造・流通・廃棄の段階まで
考慮を尽くされた商品ならいざ知らず、
その売り上げを上げる時に出る、
環境負荷は果たして考慮されているのか、
などなど、疑問は付きません。
また、このマーケティング手法が有効なのは、
消費財のみ。つまり、消費者をあおることには
変わらないわけです。
どうも、そのあたりがモヤモヤして、
すっきりしない、今日この頃です。

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