心のままに進め

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8月8日、アラスカ・シトカで、星野道夫さんを記念した、
トーテムポールがたちました!!!

実行委員会の皆さん、ついにこの日が来ましたねー!!!

寄付してくださった方、関心を寄せてくださった方、
皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。

☆ ☆ ☆

去年の今ごろは、「来年の8月8日は必ずシトカで、
綱を引いている!」と決めたつもりでいましたが、
その後の自分自身、そして人生の変化に従い、
行かないことを選びました。

ここ数週間のあいだ、行かない選択をしたことで
沸いてきた悔しさ、置去り感、無力感などの感情と
共にいました。

いわゆる「負」の感情ではありますが、もう一方では
この選択をしたことで強まったこともあることを感じつつ、
人生の豊かさの一部分として受け入れるようにして、
ステイしていました。

そして、8月8日の当日は、有休をとって、
星野さんのお墓参りに行ってきました。

初めて来たのは10年前だったなぁなどと思い出しつつ、
何度も通い慣れた道中、バスに揺られながら、
頭をめぐっていたのは、この一節でした。

「ある夏の日の夕暮れ、売りに出た森の倒木に
腰掛けていると、資金もないのに急に夢が膨らんできた。
ほおをなでてゆく風が、移ろいゆく人の一生の不確かさを告げていた。
思いわずらうな、心のままに進めと・・・・・・。」

  (『長い旅の途上』「旅の終わり」 星野道夫・著、文藝春秋)

星野さんが長い旅暮らしを終えて、アラスカに土地を買い、
家を建てようと決心した、というエッセイに綴られた言葉です。

これから独立しようとしている私には、
この言葉は大いなる励ましに感じられました。

星野さんのお墓の周りは蝉時雨のまっただなか、
すでに美しい花が供えられていました。

時折、木々の間を飛びまわるものがあり、
最初は鳥かと思っていましたが、良く見るとセミでした。

墓参を終えての帰り道、ふと足元を見ると、
すでに命をまっとうしたセミの死骸が
いくつも地面に転がっていました。

人の一生はセミほどではないにしろ、
思ったよりも、案外、短いものです。
ならば、「心のままに進め」。

他人の人生ではなく、本当の自分を生きる道を、
生命の光りをさがしもとめる道を、進む。
そんな生き方をこれからも続けていこうと思います。
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長い旅の途上
星野 道夫

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