今日はSVP東京の親方会議と戦略ミーティングの後、
銀座のシンワアートミュージアムへ。
建築家の柳澤孝彦さんと水墨画家の王子江さんの
二人展のオープニングパーティにご招待いただき、
母と一緒に参加させていただきました。
私の記憶が確かであれば、2005年1月8日に放送された、
NHK ETV特集「大作100メートルに描くわが祖国
~在日中国人水墨画家・王子江~」をご覧になった、
柳澤さんが王さんに連絡を取ったのが、おふたりが
出会うきっかけだと聞いています。
(違ってたら、ごめんなさい!)
その後、友人として親しくなられて、王さんのアトリエ改装の
内装デザインを柳澤さんにお願いしたり、共通の知人が
経営されているTAIKO-LAB青山の内装も
ふたりの共作となっています。
新宿オペラシティや数々の美術館で有名な建築家の
柳澤さんは高校生の頃は画家を目指されていたのだとか。
その後、芸大の建築科に進まれて以来、絵は描いて
いらっしゃらないと言いつつも、なんともArtisticで、
まさに、柳澤さんが設計した建物にピッタリ合いそうな
モダンな抽象作品でした。
王さんの作品は風景などのスケッチや墨彩画が主で、
柳澤さんの黒または青のモノトーンの作品と対照的でした。
全く異なる才能の出合いを見せていただき、
アートな至福を味わったひと時となりました。
このご縁に感謝!
王子江
「王子江展」で観たもの
昨日は一日、慶應・三田キャンパスの教室にこもりっきりでしたが、
今日は一転して、美術に浸りました♪
上野の森美術館に「王子江展」を観に行ってきました。
最初に王さんから、この個展について伺ったのは、
2~3年前のことだと思います。ずいぶん前から、
周到に準備され、積み上げられてきた結果を
目にすることができ、感激もひとしおでした。
2階建ての造りを利用して、
1階は水墨のモノクロの世界、
2階はカラフルな墨彩画で構成されていました。
たった一人でこれだけのバラエティある作品を、
全て描き上げたということも驚異ですが、
技法の多彩さも素晴らしかったです。
常々、王さんのことは天才だと思っていますが、
それは単に才能に恵まれているからだけでなく、
常に成長を求め、努力を怠らない勤勉さ、
一貫した姿勢があってのことだと思います。
その姿勢は、入場時に配布された作品展示案内の
言葉にも反映されていました。
「来日して以来20年、私は少なからぬ作品を
創作してある程度の成果を修めました。
しかしそれらはいずれも過去のものであります。
私にとってはこれからが始まりであり、
芸術への第一歩だと思っています。
私は水墨芸術を通して、世界人類の平和と
幸福のために努力していきたいと考えています。」
これを観て、これからも、王さんの活動を応援していく
決意をより一層固めたのでした。
「王子江展 世界人類の平和を祈る」
●会期: 2008年2月23日(土)~3月6日(木)
●時間: AM10:00~PM5:00(最終日は午後3時閉館)
●会場: 上野の森美術館 (JR上野駅公園口 徒歩3分)
●チケット料金: 前売券 800円、当日券 1000円
中学生以下および障がい者・介護者一人は無料