進化へのパスポート~「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」

勝間和代さんの新著、「勝間和代のビジネス頭を創る
7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
」を、
読み終わりました。
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勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
勝間 和代
この3ヶ月ほどの間、勝間さんの本をいろいろ読ませていただきました。
無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
並べてみて、こんなに読んだのか!と、
自分でもちょっと驚き(笑)。
ともあれ、今回の「勝間和代のビジネス頭を創る
7つのフレームワーク力
」でも、MECEを発揮して、
ビジネスに必要な思考の質を深め、
量を増やすために有用なテクニックを
分かりやすく、論じていらっしゃいます。
勝間さんの本を読み始めてからというものの、
なぜ、今まで、ロジカルシンキングにしろ、数字力にしろ、
身につけてこなかったのか、私は後悔しきりです。
というのは、SVPで投資先支援に参加するにあたって、
そういったビジネススキルが必須だということが分かり、
何にも出来ない自分を振り返って、
「社会人、何年やってきたの?」と、
恥ずかしくてならないのです。
せっかく、世界でも名だたる研究者や、一流のエグゼクティブ、
トップコンサルタントと一緒に働き、教えていただける機会が
たくさんあったのに、何をしてきたんだ、私。。。
かろうじて、彼女が勧めるもので、私が身につけたのは
英語力です。
苦労しつつも努力したおかげで、彼女が言うとおり、
年収を上げ、仕事の幅を広げ、人脈を作るのに、
おおいに役立ってくれました。
(でも、その英語力も最近はまったく使っていないので、
落ちる一方です。何とかせねば。。。)
自分を責めるのはこれくらいにするとして、
勝間さんの本は、
これなら、自分でも出来るかも!
自分でもっと勉強してみよう!
一歩踏み出してみよう!
と勇気づけてくれます。
それくらい、平易に分かりやすく
書かれているのが、特徴です。
かと言って、簡単すぎるわけでも、
お手軽でもありません。
努力を積み重ねる意欲のある人なら、
何らかの果実を得ることができる、
そんな厳しさも含まれています。
ある意味、彼女の本に書かれている内容や推薦図書、
Webは入口に過ぎないのかもしれません。
その入口から、その先にある「知の王国」に、
自ら分け入っていけば、望むところなら、
どこにでも行ける可能性のある、
パスポートではないかと思います。
コーチングの視点から見ると、
私は出版順に読んだわけではないですが、
後になるにつれて、その前の本からの学びが
反映されていて、彼女自身が進化しているのを
感じられます。
コーアクティブ・コーチングでいうところの、
「行動と学習のサイクルを回す」ことが出来ている、
まさに実例です。
成功したら、その成功から、
失敗したら、その失敗から、
気付きと学びを見い出す。
そして、その学びを下地にして、
次の行動を起こす。
これが出来てはじめて、人は進化を続けることが
出来るのだと思います。

「出現する未来」、読了

システム思考を学ぼうと思い、そのためにはまず、
と手に取ったのが、「最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か」。
そして、次に読んだのが、「出現する未来」。
瞑想を実践する人であれば、この本で展開されている、
U理論が何を言わんとしているか、論理というよりは
むしろ、身体感覚として理解できるんじゃないかと思いました。
瞑想を経験したことがないとしても、このブログでも何度か紹介した、
Dr. Jill Bolte TaylorのTEDでのスピーチを聞いたことがあれば、
理解の助けになるように思います。
私もちょうど、Dr. Jill Bolte TaylorとOprahの対話をPodcastingで
聞いていたこともあって、「出現する未来」で語られていることが、
すんなりと入ってきました。
Jillが体験した、ニルヴァーナ(涅槃、至福の境地)は、
プレゼンシングが起こる場と共通するものがあると思います。
センシング、プレゼンシング、リアライジングは、
いわば、左脳から右脳へ、右脳から左脳への旅とも
言えるかもしれません。
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最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か
Peter M. Senge
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出現する未来 (講談社BIZ)
P. センゲ