前回のエントリーで「片づけもしてましたが」と書きました。
6月はじめに「人生がときめく片づけの魔法」を読んで、
”片づけ祭り”を実行したのです。
著者の”こんまり”こと、近藤麻理恵さんのご指南に従い、
まずは服、靴、小物類、化粧品、本の順で整理し、
今の自分が「ときめかない」物は手放しました。
これだけでも、かなりスッキリーーー!!
部屋のスペースが広くなり、本棚が整理され、
クロゼットにも着たい服だけが入っていると、どうでしょう。
気持ちまでもが清々しくなり、解放感や自由までも
味わってしまいました。
たかが、片づけで、です。
本来は自分の所有物にも関わらず、いつの間か
立場が逆転し物に隷属していたのかも・・・などとも
思いました。あぁコワイ。
以前「ガラクタ捨てれば自分が見える」や「断捨離」を
人に勧められて読み、それなりには効果がありました。
が、どうやら私には「人生がときめく…」の考え方のほうが
合っていたようで、片づけ後の爽快感はこちらがまさりました。
その理由として考えられるのは、
「物を手放せない捨てられない原因は、
過去への執着と未来への不安である。」、
そして、
「片付けは人生ではない。
片づけが終わった後にこそ、あなたの人生は始まる」
と、著者がキッパリ言い切っていたこと。
(注:引用ではなくいずれも私の要約です)
目からウロコ!でした。
頭では薄々わかっていたものの、本から顔を上げ、
クロゼットや本棚を見渡してみると、おっしゃる通り。
禅にも通じる考え方にうなづくことしきり。
図星をさされてイタタタタ…とうめきつつ、
「ときめく?ときめかない?」と自問自答して
整理していくと、残すか手放すかの決断の速度が
確実にあがりました。
片づけ中には「もったいない」「まだ使えるのに・・・」などの
声が自分の内側から聞こえてきました。
コーアクティブ・コーチングをご存知であればお察しの通り、
これらはサボタージュ(制限的思考)の声です。
サボタージュの出どころは、片づかない理由と同じく、
過去への執着と未来への不安がほとんどですから、
片づけ中に聞こえてきたら無視するに限ります。
サボタージュに負けてしまったら片づかないまま、
過去と未来を生きることになってしまいます。
そんなのイヤだーーー!とばかりに、片づけ続けました。
(他の場面でのサボタージュには異なる対処法もあります。
念のため。)
実は、これまでのコーチとしての経験上、
「部屋がグチャグチャでなんとかしたい」とのテーマを
あげるクライアントさんは多いのです。
コーチングして短期的には良くても完全なる成果が
あがらないことが多かったのですが、片づかない・
片づけられない心理やサボタージュの傾向と対策が
体感できたこれからは、クライアントさんの立場に立った
コーチングもできるというものです。
そのためにも、更なる解放感を自分自身も味わうためにも
もうしばらく片づけを続けます♪
人生がときめく片づけの魔法
近藤 麻理恵
新・片づけ術「断捨離」
やました ひでこ
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)
カレン・キングストン 田村 明子