遅ればせながら、Twitter上で話題になっていた
「ツイッターノミクス」を読み終わりました。
5月9日付の朝日新聞書評、ビジネス書の欄でも書かれていましたが、
この本はTwitterの使い方についての本ではありません。
Twitterをはじめとした、いわゆるWeb 2.0のツールや
ソーシャルメディアの本質と可能性、
そしてそれを使う人の心理を解き明かしています。
確かに、私も詳しく適切な情報を常に流してくれる人には、
面識が無かったとしても、「お世話になっている」感じ、
少し大げさに言うと「恩義」を感じます。
そういう恩を感じている人から、
質問されたり、何かを頼まれたら、
自分ができる範囲で「お返し」してあげようとします。
こういった、人が自然に持っている応報性が、
ソーシャルメディアを使う際にも適用されている、
と言うんですね。
そして、それをソーシャルキャピタルの「通貨」として
捉えた単位が「ウッフィー」。
善意と誠意ある行いをするとウッフィーが増え、
ジコチューな行いをしたらウッフィーが減る。
違い捉え方をするとしたら、
ウッフィーが増えればつながりが強まり、
減ればつながりが弱まる(離れる)とも言えそうです。
善意と誠意をソーシャルメディアを使う際の
心構えとして中心に置いたとしたら、
寛容でオープンな受容性ある姿勢に、
ごく自然になっていくことができそうです。
私もブログに始まり、mixi、Facebook、Twitterを
使っていますが、今後は「ウッフィー」を意識して、
楽しみたいと思います。
「ツイッターノミクス」は読むなら
早めがオススメな、旬の本です!
ツイッターノミクス TwitterNomics
村井 章子