遅ればせながら、最終日前日の今日、
マイケル・ジャクソンの“THIS IS IT”を観てきました。
このところのタスクの多さによる忙しさのあまり、
映画館に行く余裕すらなかったのですが、
余りにも周り中から絶賛の声を浴びせかけられ、
ついに劇場に足を運びました。
平日午後という時間帯にもほぼ満席、
立ち見まで出る状態、
映画が終わって明るくなるまで、
ほとんど誰も立ち上がらず、
拍手が沸き起こる映画なんて、
たぶん、生まれて初めて。
いやぁ~、ほんと、観に行ってよかった!!
歌、ダンス、演出、セット、衣装、映像などなど、
「見せる(魅せる)こと」、「見られること」に
徹底的にこだわり、磨き上げていくプロセスは、
プロフェッショナルとしてかくあるべき、といった、
お手本を見せてもらいました。
生前ファンではなかった私はヒット曲なら聞いたことは
あるものの、それ以上の知識がなく、こんなにも
才能あふれる人だったとは知りませんでした。
同時代に、真の天才とも呼べる人が存在していたことに
驚くとともに、その才能を突然失ったことに改めて
悲しみを感じます。
でも、ある意味、これまでの偉人もそうであったように、
彼は亡くなったことによって、その価値が再認識され、
伝説になれたのかもしれません。
チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウムのファシリテーターの
仲間もこの映画を強く勧めてくれたのですが、
その理由は、「マイケルも『あと4年』と言っている!」
ということ。
先週開催された、アメリカのThe Pachamama Allianceの
Fundraising Luncheonで、公開されたプロモーションビデオでも、
コンセプトは「時間がない。急げ!残された時間は4年。」
ということで、“FOUR YERS. GO”というスローガンが
打ち出されました。
マイケルがなぜ「あと4年」と言っていたのかわかりませんが、
おそらく共通する文脈だろうと思います。
彼が真に望んでいたこと、つまり、
地球とそこに住む全ての生き物を含むすべての存在が、
共に、美しく、長く、存在し続けるために、
この映画を観たすべての人たちが
彼の遺志を継いで、共に立ち上がって、
行動してくれるといいな、と思います。