今日はエコプロダクツ2008に行ってきました。
今回初めていったのですが、初日は5万人以上、
来場したのだとか。行ってみると、それもうなづける
盛況ぶりでした。
特に目に付いたのが、小中学生の集団。
総合学習なのか社会科見学なのか分かりませんが、
制服や通学帽で会場内をちょこちょこ走り回る姿に、
圧倒されてしまいました。
出展者は大別して、大企業、中小企業、NGO/NPO
だったと思うのですが、それぞれの姿勢の違いが
見えて面白かったです。
大企業は、CSRと広報の一環として、環境に配慮した、
例えばCO2削減、省電力、リサイクル素材などの
製品やサービスについて見せる展示が多かったです。
「環境はトレンドだからウチも横並びでやっとくか」みたいな、
企業はそれがバレバレ。展示もただ置いてあるだけ。
そういう企業はブースに立っている展示担当者も、
私たちのような一般来場者には、素っ気無いんですよね。
正直言って、そんな会社の物はなるべく買いたくないなぁ。。。
私も勤めていた医療機器メーカーで、ビッグサイトでの
展示会に何度か出展しました。だから、分かってしまうんです。
展示会は企業にとって、重要なタッチポイントです。
B2Bだけなら一般消費者に素っ気無くても済むかも
しれない。でも、それならなぜ、一般消費者も多く来場する
エコプロダクツのような展示会に出展するのか?
また、B2Cのチャネルを持っている会社は、メディアを
通さずに、直接、自社について消費者に伝えられる機会を
どう有効活用するのか?
そんな視点を持って、展示会に出してほしいなぁと
思いました。
一方、中小企業や地方の商工会議所のブースでは、
熱心に説明してくれたり、サンプルを頂いたりしました。
直接、購入することができないような製品であっても、
そういう会社は応援したくなります。
NPO/NGOのブースはもっと一生懸命でした。
あるNPOのブースで、「あなた方の団体のミッションは?」と
試しに聞いてみたら、まっすぐ目を見て、きちんと答えて
くれました。
本当に素晴らしい!!!
その答え方に思わず感激して、このまんま、伝えました(^^)
(今、思えば、大企業のブースで同じことをすれば良かった!)
NPOのブース群のなかに、4月に”ゴーチェン”の勉強会にも
ゲスト参加していただいた環境カードゲームMy Earthも
出展していました。創業者の岡崎さん自ら、ブースで
カードゲーム体験の指導をしてくださるという豪華版。
しかも、複数の企業のブースでも、My Earth体験会が
開かれるなど、躍進を感じました。
地球環境カードゲーム マイアース 基本パッケージ 海 (40枚入)
(これは海。他に川、陸もあります。)
エコプロダクツ展で得た気づき・・・
それは、やはり「つながり」です。
私たちは「環境」をテーマに、こんなに盛大な展示会を
開くことが必要なほどに進化した、その代償に
分断化してしまっています。
自然から離れ、
生きものから離れ、
命からも離れ、
人と人とのつながりも離れてしまっている。
テクノロジーや進化を取り入れながら、
もう一度、「つながり」を取り戻す、
全体性を取り戻すのが、
私たちが目指す行く先のように、
感じました。