2005年3月 8日

M&A、今昔

ライブドアとフジテレビによるニッポン放送株買収もフジのTOB成功で新たな局面に入った。

2月初めから始まった新聞報道やネットニュースを見ていて、日本人の意識には「M&A(企業の買収・合併)=乗っ取り」のように受け取られているのかも、と思っていた。

実は10年以上前、M&A専門のアドバイザリーファームに秘書として勤めていた。その頃、「門前の小僧」として一通りM&Aの基礎知識は学んだので、今回の新聞報道にしても用語集をたどる必要はなかった。ヘンなところで役立つものだ。

ロンドン、ニューヨーク駐在の2人の取締役秘書を担当していた関係で、ロンドンオフィスやニューヨークオフィスとも連携して仕事をしていた。

まだWindowsが普及しておらずDOSだった時代、MS Wordの英語版でプロポーザルを作り、それをロンドン、ニューヨークに社内電子メールに添付して転送していた。東京とロンドンの時差は9時間、ニューヨークとは14時間。プロポーザルは地球をぐるっと一回りする間に、完成していた。完成したプロポーザルを取締役や部長に確認してもらい、大急ぎで印刷、製本して、客先に提出。そんな日々だった。懐かしい・・・。

初めて海外出張に行ったのもその会社の時だった。後にも先にも無いビジネスクラスでの出張☆ ニューヨーク本社、ロンドン支店の視察だった。

(その後転職した会社でも何度も海外出張したが、一般社員はディスカウントFIXエコノミー。ヨーロッパへの12時間+乗り換え2時間のフライトはちょっとツラかったなぁ。)

あれから十数年経ち、私が勤めていた会社は本社に吸収合併され、提携先のアメリカの本社も今はある投資銀行に買収され、その社名に名残りを残すだけだ。時代はどんどん進んでいく。


ビッグディール―アメリカM&Aバイブル〈上〉

ビッグディール―アメリカM&Aバイブル〈下〉

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