「恐れ」や「不安」と向き合うには

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4月4日の「ソーシャルイノベーション・トーク」でも、
一昨日の「いまと未来を創るソーシャルイノベーション」でも、
話題になったのが「恐れ」や「不安」。

文脈はすこし異なる場面で出てきたのですが、
いずれにせよ「恐れ」の対象は「人(他者)」、
特に「人とつながること」、
人とコミュニケーションをとること」でした。

こうした「恐れ」は、実はコーチングで
クライアントさんが話したいテーマに
良くあげるトピックのひとつです。

他者とコミュニケーションをとり、
自分や自分の考えを表現する時に
「恐い」と思ったことがある人は、
多いんじゃないでしょうか。

問い:人とつながることの何が怖いんでしょうか?

例えば、こんなことを気にしている時、
恐れが生じるんではないでしょうか。

相手にどう見られるか?
相手にどう思われるか?

つまり、気にしているのは、
相手からどう評価・判断されるか?
ということ。

そして、多くの場合、恐れているのは、
自分の価値を自分が思っているより低く
見られること
」です。

(「高く見られること(過大評価)」を
恐れる人もいるとは思いますが)

恐れているのは、

相手から低く見られること。
馬鹿にされること。
見下されること。etc.

だとしたら、人が本当に恐れているのは、
実は相手の「人」でもなく、
「コミュニケーション」でもなく、
「自分自身が傷つくこと」、
あるいは「自分が否定されること」、
なのではないでしょうか。

問い:どうしたら、そんな恐れを無くせるのでしょうか?

コーチとして、またコーチングを受けたクライアント
としての経験から振り返ってみると、
私は「自分自身を受け入れること」だと思うのです。

これが、実は、簡単そうでいて、
とても難しかったりするんですが・・・。

人が恐れの代わりに望んでいるのは、
ありのままの自分でいられて、
その自分が他者からも認められること。

自分自身を受け入れ「自己肯定感」、
つまり「自分に『YES!』を言える」ようになってくると、
他人にどう思われようと、どう評価されようと、
影響されることが少なくなります。

別の言い方をしてみると、
揺るぎない「本当のわたし」でいることができれば、
恐れは自然と消えていきます。

恐れや不安を無くそうと努力するのではなく、
「自分自身でいる」ことを選ぶ。

そして、その本当の自分であり続けながら、
相手とコミュニケーションを取り、
つながっていけば、
恐れも起こらなくなると思います。

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